あるがままで
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というのは、些か説明が必要なのでは?」
「うん。それはね僕の娘…マリーは着痩せをするんだよ!今は服を着ているので、小さく見えるけど、脱いだら絶品だぜ!…見る?」
「見せねーよ、バ〜カ!!」
キレたマリーもツッコンだ!
「わっはっはっはっはっ!面白いのぉ…お前等と会話していると、最高に楽しいぞ!何せ相変わらず余の部下は、ツッコミ下手だからなぁ………」
「なるほど…相変わらず使えねーんだ!ったく、何の為に今の地位にいるのやら?」
周囲を見渡すと、側近達全員が拳を握り締め、ワナワナ震えて我慢している。
アルルはつくづく思うのだ…《可哀想に…》と…
<ロマリア>
翌日もラーミアに乗り、ポルトガの隣国であるロマリアへ訪れたアルル一行。
直ぐさま城へと赴き、ロマリア王へと決戦前挨拶をする事に…
「…そうか、遂にバラモスと戦うのだな。我らは何もしてやる事が出来ぬが、皆の無事を祈らせてもらうぞ」
「そのお言葉だけで十分でございます。必ずやバラモスを倒し、世界に平和を取り戻します!」
何時ものメンバーだけが頭を下げ、ロマリア王に挨拶する。
「十分じゃねーよ…部下の1人くらい、派遣しても良いじゃん!…祈るだけかよ」
「な、何言ってるんですか父さん!僕等の旅は危険極まりないんですよ!下手したら命を落としかねないんですよ!!」
リュカの暴言にロマリア王は笑っているのだが、真面目っ子ティミーは青筋立てて怒鳴り出す。
「んだよ…本当の事だろ。危険極まりないのに、まだまだ若い者達が挑んで、歴戦のロマリア兵が祈るだけなんだぜ!……それともロマリア兵ってば弱いのかな?まぁ見た目弱そうだもんな!(大笑)」
リュカの安い挑発に、謁見の間に控えている兵士等が一斉に殺気立つ。
すると…
「隊長…あんな事言われてますよ!?良いんですか?ここは歴戦のロマリア兵である近衛騎士隊長が出張ってみては?…近衛騎士隊の事なら大丈夫です!副隊長の私めが、隊長代理を全うして見せますから。何だったらそのまま隊長になっても良いですよ!」
「な…そ、それは…」
リュカの言葉に顔を真っ赤にして憤慨していた兵士等だが、ラングストンの台詞を聞き、真っ青な顔で狼狽える。
そんな近衛兵達の態度を見て、腹を抱えて笑うラングストン…
「おいおい…近衛がそんなんで大丈夫なのか?ロマリアって結構大国だと思ってたんだけどなぁ…」
「いくらリュカ殿でも、今の言葉は許せませんね!今、此処に居る近衛兵達は、我が国でも有数な貴族様達ですぞ!だからこうして陛下のお側で、権力だけを振り回しているんです!貴族の家柄に生まれなければ、兵士にすらなれないヘタレ共です!…ね、隊長!そう言えば隊長は侯爵様でしたね(笑)」
近衛騎士隊長はラングストンの言葉に怒り
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