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その小さな女の子のことが気になってしまったんだが、どう接していけばいいんだろう
最終章-3 完
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 その年の冬 ななのはお正月も出勤だというので、少し、遅れて休みを取っていたので、それに合わせて、二人で旅行することにしていた。

 ななのの希望で初めて二人で行った淡路島の旅館。今回は明石から船で行くことにしていたので、明石の天文台を見学してから、早い目に旅館に着いていた。そして、夕方前にこの前と同じように貸し切りの露天風呂に入ることにしたのだ。

 僕が先に入っていると、少し後からななのは小さなタオルで胸を押さえていたが、静かに隣に身を沈めてきたのだ。そして、いきなり抱きついてきて

「今夜は ななのの すべて シュウのものにしてほしい」と、唇をせがんできていた。

 夕食の後、二人で大浴場に行って部屋に戻ってきて、しばらくは、ななのは浴衣姿のまま去年より伸びた髪の毛を乾かしていたが、窓際でビールを飲んでいる僕の膝の上に横座りして抱きついて甘えてきていた。

 そして、寝ようとなった時、ななのは着ていた浴衣を脱ぎ捨てて・・・白い花柄のキャミソールの下にレースのフリルで縁取りされたショーツだった。

「私 怖がっても構わないからね  あの時 私は ひとりぼっちで、生きている意味ないなと思ってたの だけど、シュウに出会って 生きてるんだと感じたの だから シュウと一つになりたいの」と、決心しているんだろう、布団に横たわるようにしていった

 僕も、浴衣を脱ぎ捨ててななのを抱きしめて、首筋に唇を這わせていくと、ななのは喘ぎ始めていた。初めて聞く喘ぎ声なのだ。小さく震えているが、前よりも成熟してきているななのの身体を長い時間をかけて愛撫した後、僕はななのの湿り気を帯びた部分に入っていったのだ。ななのはこらえている様子だったが

「ウゥーン 今 ななのはシュウと一つになっているんだね うれしいー ななのは幸せやー あっあぁー  もぅぅー」と、力を込めてしがみついてきていたのだ。

 そして、その年の秋、僕達は式を挙げた。バージンロードを一緒に歩く人が居ないし、僕の母のたっての願いで白無垢姿だったのだ。お色直しの後は、パールピンクのドレスで。ななのの親族の席には、朝宮監督、お肉屋さんの社長、そして小学校の時のここみ先生が座っていた。ななのがこだわっていたという病院食がおいしかったので、入院患者のお礼という人が何人も居たのか、多くの祝電とかお祝いの花なんかを送られ並んでいた。勿論、病院関係とか、ななのの人柄なのか、納品業者なんかも、お祝いしたいと多くの人が駆けつけてくれていた。当然、病院長の祝辞も「回診の時にでも患者さんから食事がおいしいと感謝されることがある」と、献立内容を変えてくれたななののことをベタ褒めで病院の宝だとも言っていた。ななのは自分の仕事を見つけて、やり切っている。あの時、最初に見かけて、独りぼっちで孤独だった女の子
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