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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第110話 最後の四天王登場!イッセーVSゼブラ、兄弟喧嘩勃発!
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に女王蜂だな。貴方に操れない生物はいないって事ですね、ラブ所長」
「まあ一龍会長みたいな規格外には通じないけどね。ただね……」


 ラブ所長はイッセー先輩の言葉に頷きましたがふと憂いを帯びた表情を浮かべました。


「最近このハニープリズンにね、あちしの言う事を聞いてくれない子が出来たのよ」
「えっ、あんな強力なフェロモンをもってしてですか……あっ、ゼブラ兄ですね。あの人がフェロモンを受けてデレデレするわけ無いですし」
「ウチもそう思うし、ゼブラがそんなことに負けるならもっと大人しいし」


 イッセー先輩とリンさんは言う事を聞かないという人物がゼブラさんだと断定しました。


「はぁ……ゼブラちゃん、どうして言う事を聞いてくれないのかしら……」
「その、苦労されているのですね……」
「本当に素敵……」
「そうですか……えっ?」


 イッセー先輩はラブ所長に同情じみた表情を見せましたがその次の呟きに目を丸くしました。


「あのラブ所長、今なんておっしゃいました?」
「ゼブラちゃんが素敵って言ったんだけど?」
「……えっ?」


 それを聞いたイッセー先輩は更に目を丸くしました。


「……あの、まさかとは思いますが貴方ゼブラ兄の事が好きなんですか?」
「ちょ、そんなストレートに聞かないでよ!テレるじゃないの!」
「……マジかー」


 顔を真っ赤にして照れるラブ所長を見てイッセー先輩は頭を抑えました。


「マジで!?ゼブラを好きになるような女性がいたの!?こういう事あんまり言いたくないけど感性大丈夫だし?」
「失礼ね!ゼブラちゃんは素敵な子じゃない!あちしの事を高圧的に見て暴言吐く子なんて今までいなかったのよ!もう超タイプ!」


 リンさんのあんまりなセリフにラブ所長は怒りましたが目をハートにしていやんいやんと首を振りました。


「あの、まさかラブ所長が機嫌が悪かったのってゼブラを出所させるのを恐れていたんじゃなくて……」
「はい、単純に愛するゼブラと離れたくなかっただけです……」
「バリバリ私情じゃねえか」


 ティナさんの質問にオーバンさんは答えにくそうにそう言いました。まあアザゼル先生の言う通りトップが私情丸出しでは言いにくくもなりますよね……


「コホンッ、まあゼブラちゃんの出所についてはあちしも了承したからそこは安心して頂戴。本当は離れたくないけど……」


 ラブ所長はそう言うと大きな椅子から降りて立ち上がりました。


「彼の元に案内するわ、着いてきなさい」


 こうして私達はラブ所長の案内でゼブラさんの元に向かう事になりました。



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