暗躍編 真凛・S・スチュワートという女 前編
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目撃する暇もなく、仰向けに倒れ込んでしまったのである。
妊娠・出産に最適な安産型のラインを描いた、白く豊穣な極上の爆尻。その白い実りに深く食い込み、雄の興奮を掻き立てる匂いを振り撒いていたTバックのパンティ。そんな「絶景」を目にすることも出来ないまま、男は大きな物音と共に転倒していた。
「女の誘い方がなってないわね。……あぁ、だから力に拘るのかしら?」
その様子を見届けた真凛は体勢を立て直して素早く立ち上がり、「悪足掻き」を仕掛けて来た男をはじめとする戦闘員達を見渡している。すでに全員が戦闘不能となっていたが、彼女の眼に慢心の色は無い。
――そこには、他者を慈しむ優しさの色も無かった。彼女の白く優美な手は、スリットにより強調された太腿に伸びている。
「誇れるモノが自分の中に無い男に限って、単純な暴力に縋る。改造人間だろうと生身の人間だろうと……下衆の思考回路は変わらないものね」
その肉感的な脚に装備されたダガーナイフの白刃は、研究室の電灯に照らされ妖しい輝きを放っていた。
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