]世、他クラスの生徒と邂逅する。
[5/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
なると、須藤君は申し訳なさそうに俺に謝ってきた。
「……悪りぃ、ツナ。おかげで助かったぜ」
「いいよ。怪我してなくてよかった。……ほら、そんな顔してないで、さっさと練習に行かなきゃ!」
そう言って、悲しい顔をしている須藤君の背中を叩く。
「ツナ……」
「せっかくレギュラーになったんだ、試合でも活躍できる様に頑張ってよ! 今度、試合の応援にも行くからさ!」
「! おう! 行って来るぜ! サンキューな、ツナ!」
笑顔になった須藤君は、手を上に掲げながら体育館に走って行った。
「……」
「……ふふっ、沢田くんって友達思いなんだねっ!」
須藤君を見送っていると、一之瀬さんがそう言ってきた。
「あはは、そうかな」
「うんっ! 私、沢田君の事見直したよ!」
まだ会うのは2回目なのに見直したと言われると、第一印象がどんだけ悪かったのかと悲しくなってしまうな……
「そう? ありがとう……」
「うんっ! 沢田君とは仲良くなれそうだなぁ♪ ……あ、そうだ!」
一之瀬さんは、ブレザーのポケットから学生証端末を取り出した。
「せっかくだし、連絡先交換しようよ!」
「あ、うん。よろこんで!」
俺の学生証端末に、3人目の女子の連絡先が登録された。
思わず、小さくガッツポーズをしてしまったのは内緒だ。
「じゃあ、私は行くね! またね〜沢田君♪」
「うん! またね、一之瀬さん」
一之瀬さんと別れた後、俺は再びトレーニングに戻った。
今日は調子がよく、かなり早い時間に終わらせる事ができた。
(これが美少女の連絡先パワーか……)
おかげでその日はぐっすりと眠る事ができ、翌朝もバチっと起きる事ができた。
?? 次の日、昼休み ??
「もぐもぐ……ん?」
食堂で綾小路君とご飯を食べていると、学生証端末に一件のメールが入った。
送信者は……一之瀬さんだ!
from穂波
沢田君、放課後に校舎裏に来てくれない?
聞いて欲しい事があるの……
fromツナ
わかった。放課後だね
from穂波
うん! ありがとう!
女子からの放課後の呼び出し。しかも校舎裏。この2点だけで、男がそわそわしてしまうのは致しかたないと思う。
実際俺は、午後の授業中そわそわしてたからか、斜め後
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ