]世、他クラスの生徒と邂逅する。
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ンにからかわれたが、そんな事は気にせずに今日もトレーニングに励むぞ!
〜ロードワーク中〜
「はっ……はっ……」
ツナ用肉体強化トレーニングを始めてから2ヶ月。
さすがに1ヶ月とはいかなかったけど、確実にフィジカルアップしているらしく、一度も立ち止まらずに敷地内を一周走りきる事が出来るようになってきた。
(リボーンの言う通り、確実に体力ついてきてるなぁ……ん?)
「ああっ!? 上等だ! かかってこいよ!」
体育館近くを走っていると、須藤君の怒鳴り声が聞こえてきた。
声のする方を見てみると、須藤君とヤンキーっぽい3人が対峙している。
(……なんか危険な雰囲気だな)
嫌な予感がするので、須藤君のいる所に走って行く。
「お前、いつの時代のヤンキーだよ?」
「だっせぇ〜w」
「おいサル、お前の拳じゃかすり傷もつかねぇよ」
「ああっ!? なめてんじゃねぇぞ!?」
相手の3人は、須藤君の神経を逆撫するような発言ばかりしている。
そして、須藤君も見事に憤慨させられているようだ。
「お前みたいな雑魚じゃ、蚊に刺された程度だろ? w」
「ほれほれ、そんなに強いってんならやってみろやw」
「……ふっざけんなぁ!」
ついに我慢ができなくなった須藤君が拳を振り上げる。
俺はなんとか、拳が振り下ろされる前に須藤君の腕を掴む事に成功した。
(……トレーニングしてなかったら確実に間に合わなかったな)
「! ツナ!?」
『!』
腕を掴まれたことで我に帰ったのか、須藤君は少し大人しくなった。
「須藤君! こんな見え見えな煽りに乗っかっちゃダメだよ! 明らかに須藤君に手を出させようとしてるよ!」
「えっ! そ、そうだったか?」
須藤君は分からなかったのか、頭をポリポリと困り顔で掻いている。
「そうだよ! それに、喧嘩して腕や足に怪我したらどうすんのさ! ついにレギュラーになったんだろ? 今朝、嬉しそうにそう言ってたじゃんか!」
「お、おう。そうだな」
「でしょ!? だからつまらない喧嘩で怪我なんかして、試合に出れなくなったら勿体ないよ! それに、須藤君のその鍛え上げられた体は喧嘩の為じゃない、バスケの為だろ!」
「! おう! その通りだぜ!」
「よし! じゃあこんなとこで喧嘩してないで、部活に行って来なよ!」
「……おい、何2人だけで話を進めてやがる?」
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