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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
]世、受け入れられる?
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を祝して〜?」

『かんぱ〜いっ!』

 

 乾杯の後は、皆でお菓子を摘みながら談笑することになった。

 談笑し始めてからしばらく経った頃、池君が俺に質問をしてきた。

 

「なぁ沢田。お前、どうやって須藤の退学を取り消してもらったんだ?」

「えっ? ……あ〜、土下座して頼み込んだんだよ」

「まじか!? 須藤のために土下座!? お前どんだけいい奴なんだよ!?」

 

 

 池君には須藤君の退学を取り消ししてもらった本当の方法を伝えなかった。

 

 それはなぜかというと、昼休みに綾小路君と堀北さんからそうした方がいいと助言されていたからだ。

 

 ?? 回想、昼休みの教室 ??

 

 今日の昼休み。俺と綾小路君は教室の自分の席でパンを食べていた。

 堀北さんも今日はパンらしく、綾小路君の隣の席で食べている。

 

 本人は一緒に食べてるとは思ってないかもしれないけど……

 

「おい沢田。今日の須藤の救済方法だが、誰かに聞かれてもごまかした方がいいぞ」

「えっ、なんで? 皆に共有しようと思ってたんだけどな」

「やっぱりか……あのな、情報ってのは力になる。お前がDクラスを成り上がらせたいって思うのなら、他の奴は持ってないカードを持っておいたほうがいい」

「……力かぁ」

「ああ。この学校で何かを成し遂げるのなら、力は絶対に必要だと思う。それも、暴力でない力だ」

 

 すると、堀北さんも会話に加わってきた。

 

「私も同意見ね」

「えっ、堀北さんもか」

「この学校において、PPやSシステムに関する知識は力になるわ。それに……」

「……それに?」

「真実を話しても、前みたいに皆から信じてもらえない可能性だってある。そうなったら……」

「また、沢田に対する対応が悪くなるだろうな」

 

 堀北さんと綾小路君はどうやら俺の心配もしてくれているらしい。

 そこまで考えてもらっていては、俺も2人の意見を受け入れるしかないな。

 

「わかった。ありがとう2人共」

 

 ?? 回想終わり ??

 

 と、いう事があったんだ。真実を伝えないのはずるい気もするけど、2人の事を信頼しているからな。

 

 その時、話を聞いていたであろう須藤君が、泣きそうな顔になって俺の方を見ている事に気づいた。

 

「ツナ……お前ってやつは! ……にしてもよぉ。あの噂はデマだったって事なのか?」

「あっ! 俺もそれ考えてた! 沢田の奴、すんげぇいい奴だもんなぁ!」

 

 ……今、須藤君は気になる発言をした。

 
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