]世、受け入れられる?
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」
「っ! そ、それで? 何の話をしたんだよ! 俺か!? 俺の話か!?」
「う、うん。そうだよ?」
「ほ、本当か!? それで、それでどうなったんだ!?」
須藤君に肩を強く揺さぶられる。
「う、うん。須藤君の退学は取り消してもらえたよ」
そう言ってあげると、須藤君は俺の肩を離してヘロヘロと椅子に座り込んだ。
「……は、ははっ。まじか? 本当に取り消しになったのか?」
嬉しい気持ちと信じられない気持ちが入り混じっているのか、須藤君は喜んでいいのか戸惑っているようだ。
「うん! 本当だよ! これで約束通り、ここでバスケが続けられるね!」
「お、おお。……おおおおっ!」
「? ……うわぁっ!」
現実だと分かってもらう為に、目線を合わせてもう一度言ってあげた。すると須藤君は、急にまた立ち上がるとそのまま俺に抱きついてきたのだ!
「ありがとな……ありがとうな沢田! ……いや、ツナっ!」
「あはは、いいんだよ。……ツナ?」
「おう! 今日から俺とお前は親友だぜっ! ありがとうなツナっ!」
「(いきなり親友!? ……まぁいいか)う、うん。よろしくね須藤君」
「おおおっ!」
その後、俺と須藤君のやりとりを見ていたクラスメイト達から、徐々に拍手喝采が起きていく。
「よかったな須藤! 沢田、お前やるなぁ!」
「本当ね! 今まで沢田君は最低な人だって思ってたけど、実際はいい人なのかもね!」
「あはっ♪ よかったね須藤君! ツナ君もありがとう♪」
「あ、いや、俺だけの力じゃなくてね? 堀……」
堀北さんと綾小路君の協力があって出来た事だって事を伝えようとするも、すでに堀北さんと綾小路君は自分の席に座って本を読み始めていた。
(えっ! 逃げたの!?)
結局俺は、1人で今回の件に関する賞賛を浴びることとなった。
そして、今までの俺に対する反応が嘘だったかのように、皆が普通に話しかけてくれるようになった。
?? その日の放課後 ??
「えっ? 祝勝会?」
「うん♪ 無事に中間テストを乗り切れたお祝いにっ!」
「……わかった。参加するよ」
「ありがとう! じゃあツナ君の部屋で開催ねっ♪」
「うん! ……えっ!?」
放課後、桔梗ちゃんが祝勝会にお誘いしてくれた。勉強会のメンバーでやるそうなのだが、なぜか俺の部屋で開催する事が決定されていた。
〜帰り道〜
コンビニでお
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