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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
]世、受け入れられる?
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 後ろの方から堀北さんと桔梗ちゃんの声が聞こえたけど、それを無視して廊下へと出る。

 そして、そのまま廊下を進んで行き、職員室ではなく屋上へと向かった。

 

 ホームルーム後に屋上で一服するのが茶柱先生の日課らしいからな。

 

 

 ?? 屋上 ??

 

 ??バタン。

 

 扉を開き、屋上に出る。

 やはり茶柱先生は屋上で一服していた。

 

「……どうした? そろそろ授業が始まるぞ?」

 

 俺が近づこうとすると、茶柱先生はこちらを見もせずにそう言ってきた。

 

「茶柱先生、お願いがあります」

「……なんだ?」

「須藤君のテストの点数。1点売ってください」

「……ふ、ふははははっ!」

 

 テストの点数を売ってくれと言った俺に、茶柱先生は高笑いしながら振り返った。

 

「まさか、テストの点数を売ってくれなんて言う生徒がいるとはなぁ」

「……この学校でPPで買えない物はないんですよね? だったら、テストの点数を売ってもらうことも出来るはずです」

「ふふふ。確かにお前の言う通りだなぁ、沢田。……だがな。お前の持ってるポイントで買える代物なのかは、分からないぞ?」

 

 意地の悪そうな笑みを浮かべながら、茶柱先生はそう言ってきた。

 

「……いくら払えば、売ってくれますか?」

「ふむ。……そうだなぁ」

 

 考え込む素振りを見せる茶柱先生だが、おそらく俺を不安にさせるためのパフォーマンスでしているだけであろう事がなんとなく分かった。

 

「ん〜。……よし、決めたぞ」

 

 しばらくパフォーマンスを披露し続けた茶柱先生が、ようやく動きを止めた。

 先程までの意地の悪そうな笑みから、意地の悪そうなニヤニヤ顔に変わっている。

 

「今この場で100,000ポイント支払え。それができるなら、須藤の1点を売ってやろう」

「! ……意地悪な事言いますね」

「はははっ! これもルールだよ沢田。いくら支払わせるかは売る側に決定権があるんだぞ」

「くっ……(俺の所持PPは76,000。24,000足りない!)」

 

 PPが足りない事に悩む俺を見て、茶柱先生はさらに言葉を付け足す。

 

「注意しておくが……今この場で支払わずに別のタイミングに再度支払おうとしても、その時には支払うポイントは200,000ポイントになるからな」

「なっ!?」

 

 200,000ポイントなんて、100,000も払えない俺には到底出せないぞ!?

 

(くっ、どうしよう。茶柱先生に少し
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