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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
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(対処出来ないレベルじゃない。雲雀の方が強そうだな)

 

 俺が裏拳を躱す為に足を動かそうとした、その時。

 

「……!(足が!)」

「! ……」

 

 急に足が硬直して、上手く動かせなくなってしまった。

 頭の中でリボーンの言った事がリピートされる。

 

『肉体の限界を超えて、急に体を動かせなくなる可能性もあるからだ』

 

(くっ! トレーニングと連続攻撃を受けるのに体を酷使していたのか? このままでは腹に裏拳が決まってしまう!)

 

 なんとか腕でガード出来ないかと試みるも、裏拳のスピードが早くてガードが追いつかない。

 

(これは、もう避けられないか)

 

 生徒会長の裏拳を喰らうのを覚悟した、その時。何者かの手が生徒会長の裏拳を受け止めてしまった。

 

「! 綾小路君!?」

「! 綾小路……」

「……ほう?」

 

 堀北が言った通り、生徒会長の裏拳を受け止めたのは綾小路だった。

 

 

「……俺の攻撃を受け止められる奴が、Dクラスに2人もいるとはな。……綾小路、と言ったか?」

「……そうだけど?」

 

 綾小路が生徒会長の腕を離すと、生徒会長はメガネの位置を直し、話を続けた。

 

「綾小路……その名前の生徒の事は聞いている。入学試験で全教科50点を取ったそうだな。そしてこの前の小テストでも50点。100点満点中の50点……狙って揃えているのか?」

「なっ……」

「全教科、50点?」

 

 俺と堀北は驚いて綾小路の顔を見る。しかし、綾小路はいつもの真顔を崩さない。

 

「……偶然って怖いですね」

「ふん。中々ユニークな男達だな。……鈴音」

「っ! はい……」

 

 生徒会長は綾小路から堀北に目線を移した。堀北は緊張した声で答える。

 

「お前に友達がいたとはな。正直驚いた」

「! 彼らは……友達ではありません。ただの……クラスメイトです」

「ふん。相変わらず、孤高と孤独の意味を履き違えているようだな」

 

 そう言うと、生徒会長はひらりと身を翻して俺達に背中を向けた。。

 

「鈴音。上に上がりたければ、死にものぐるいであがけ」

 

 そう言い残し、生徒会長は小脇のスペースから出て行こうする……が、途中で立ち止まり、俺の立っている方へ向き直った。

 

「……沢田。今度また手合わせすることがあればその時は……肉体の状態を万全にしておいてもらおう」

「!」

「ふんっ、相手のコンディション不備で勝ったとしても、なんの意味も
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