]世、勉強会に参加する。
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た手つきで操作し始める。どうやら須藤君達にメールを送ってくれているようだ。
?? しばらくして ??
ピコン。ピコン。ピコン。
メールを送ってから3分も立たない内に、桔梗ちゃんの学生証端末から3回通知音が鳴った。
「あ、返事きたみたい♪」
桔梗ちゃんは届いたメールを確認すると、届いたメールを俺達にも見せてくれた。
from池君
もっちろん! 参加しますとも! 参加するに決まってるじゃん!
from山内君
俺も参加するよ! 俺って勉強大好きな一面もあったりするし?
from須藤君
……おう。参加するわ。
(……須藤君、女の子には優しいんだなぁ。池君と山内君は予想通りな返信だけど)
「よしっ! 3人とも参加してくれるって♪」
「よかった〜。ありがとう桔梗ちゃん!」
「ううん! 当然の事をしたまでだよ♪ ……あ、ツナ君。私からもお願いしたい事があるんだけど、聞いてくれる?」
「お願い? うん、もちろんだよ!」
「よかったぁ♪ ……じゃあさ、私もこの勉強会に参加させてくれない?」
『え?』
桔梗ちゃんからのお願いは、少し意外なものだった。
「でも、桔梗ちゃんは平田君の勉強会に参加するんじゃないの?」
「ううん、私も断ってるよ?」
「え? そうなの?」
「うんっ! 平田君以外の男子達が、ツナ君は誘わないって話をしてたからね。私はそんなの嫌だもんっ!」
「……そんな話になってたの?」
「うんっ!」
「……」
悪気のない桔梗ちゃんからの言葉に心が抉られる。そんな俺の肩に綾小路君が手を置いてきた。
「……どんまいだ。沢田」
「……綾小路君、フォロー苦手なの?」
あんまり嬉しくないけど、フォローしてもらえた事で少し元気が出た気がする。
それにしても、本当俺って嫌われてるんだなぁ……
と、とにかく、今は桔梗ちゃんのお願いを聞いてあげる事が先決だな!
「今から聞いてみるよ。ちょっと待ってね?」
自分の学生証端末を取り出し、昼休みに手に入れたばかりの堀北さんの連絡先をタップする。
プルルル、プルルル。プ……「はい」。
3コール目で堀北さんが応答してくれた。
「あ、もしもし堀北さん? Dクラスの沢田です」
「あら、沢田君だったの。で、何の用件かしら?」
……すご
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