]世、仲間ができる。
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]世、仲間ができる。
CPの説明から2日経った。
元々良いイメージは持たれて無かったと思うけど、昨日の朝からはクラスメイトとの距離が更に開いてしまった気がする。
今の状況とリボーンと出会う前の状況が重なるけど、馬鹿にするために話しかけてはくれていたから、むしろ今の方が辛いかもしれない。
……またダメツナからのスタートかぁ。しかも今回はリボーンの力なしで成り上がらないといけないんだよな。
……だめだだめだ! 悲観して何になる! 俺はリボーンからの2つの課題を卒業までにクリアしないといけないんだ! 今からこんなんでは絶対にクリアなんてできないぞ!
と、自分に気合を入れて登校した俺だったが……その気合は体育の時間に抜けていってしまった。
?? 1時限目、学校のプール ??
「あははっ♪」
「も〜! やったなぁ〜♪」
今日の体育の授業は水泳だったけど、今回が1回目ということでオリエンテーションを兼ねた自由時間になった。
まぁオリエンテーションと言いながら、各々でやりたい様に過ごしているので特にクラス内の親交が深まる事もなさそうだけど。
と、いう訳で、クラスメイト達はいくつかのグループに分かれて楽しそうに過ごしていた。
キャッキャウフフと楽しそうに遊ぶグループ。
ガチで競争するグループ。
ただ水の中でおしゃべりするグループ。
そして水着にもならずに、観客席からこちらを見下ろすグループ。
ほとんどの奴がこのどれかのグループに属しているんだけど、そのどれにも属さない奴がごく少数だがいるのだ。
その少数とは……綾小路君と堀北さん。そしてこの俺、沢田綱吉である。
授業が始まると、俺と綾小路君は示し合わせていた訳でもないのに、同じタイミングでプールサイドに座り込んだ。そして堀北さんも俺達から少し離れた所に座り込んでいた。
「……」
「……」
そのまま特に会話する訳でもなく、ただボーっとプールを眺めていたんだけど……座り込んでから数分経過した今、俺の心が虚しさでいっぱいになったのか、無意識の内に独り言を呟いた。
「……どこで間違えたのかなぁ」
「……?」
どうやら独り言が聞こえてしまったらしく、隣に座っていた綾小路君が話しかけてきた。
「……間違えたって、何がだ?」
「……クラスメイトとの距離感」
「ああ……」
聞かれてしまったならしょうがないと、綾小路
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