]世、目標を見据える。
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ンディのような物には見覚えがあった。
(……死ぬ気丸、だよな)
リボーンは今着ているスーツを脱ぎ、ケースの中のスーツに着替える。
全く同じスーツじゃん。と思っていたら、リボーンがスーツを着用し終えた途端に異変が起きた。
「! 消えた!?」
そう、リボーンが消えたのである!
「消えてねぇぞ」
「わっ!?」
リボーンの声が聞こえた途端、急にハットを外したリボーンが現れた。
「このスーツは特殊なレンズを通さないと着用した者の姿を見えなくしてしまう、いわゆるスニーキングスーツなんだ」
「……なんでそんなもんを?」
「ふっ、俺も街を出歩きたくてな」
そう言うと、リボーンはアタッシュケースの中の小さめの箱を取り出して俺に手渡した。
受け取った箱を開いてみると、中にはコンタクトレンズが入っていた。
「……コンタクト?」
「そうだ。スパナに作ってもらった新型でな。それを付けるとスニーキングスーツを着た者も視認する事ができる」
「へぇ。スパナが?」
「ああ、今付けてみろ」
「う、うん」
ケースからコンタクトレンズを取り出して両眼に装着する。未来で初めて付けて以降、何度も付けているから手慣れたものである。
「付けたな? ほら、今度は見えるだろ?」
「! うん、はっきり見えるよ」
「そのコンタクトレンズはいつも付けとけ。毎日手入れするのを忘れんなよ」
なんだか眼科医みたいな事をリボーンに言われたけど、コンタクトレンズの手入れについても手慣れたものだから大丈夫だろう。
その後、リボーンは残っていたキャンディケースを取り出した。
「さすがに、これが何かは分かるよな?」
「うん、死ぬ気丸だろ?」
「そうだ。だが、これは今までの死ぬ気丸とは別物だがな」
「別物?」
リボーンは死ぬ気丸を一粒取り出し、説明を始めた。
「これは『小言丸こごとがん』という。死ぬ気丸は錠剤の死ぬ気弾だが、小言丸は錠剤の小言弾だ。よって、一錠で超ハイパー死ぬ気モードになれるわけだ」
リボーンはそこで説明を区切り、俺に一錠飲む様に促した。
??ごくん。
小言丸を飲み込み、超ハイパー死ぬ気モードに突入する。
「……どうだ?」
「? どうだとは?」
質問の意味が分からずに思わず聞き返してしまう。
「今までの超ハイパー死ぬ気モードと比べて、ど
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