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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
]世、実力主義の意味を知る。
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 登校準備を終えて、学生証端末を開く。

 今日はついにPPの振り込み日なのだ。

 

「何ポイントかなぁ……え?」

 

 PPのページを開いてみると、表示されたのは昨日の夜と全く同じ数値だった。

 

「……80,000ポイント。増えたのは0ポイント?」

 

 0ポイントなんてことあり得るのか? もしポイントを使い切ってる生徒がいたら、その生徒はどうやって生活して行けと言うんだろう。

 

「……生活態度や授業中の態度も気をつけていたのに。なのに、どうして0なんだ?」

 

 俺が学生証端末を見て固まっていると、リボーンが俺の肩に乗って覗き込んできた。

 

「ほぉ、0ポイントか。こりゃあやべぇな」

「……う、うん」

 

 リボーンにダメ押しの一言を言われ、暗い気持ちで学校に向かった。Dクラスの教室に入ると、PPの事で大騒ぎだった。

 

 ?? Dクラス教室 ??

 

「おい! お前ポイント振り込まれたか?」

「いや、振り込まれてねぇよ!」

「ちょっと! 振り込まれないと、今日の晩ご飯食べれないじゃない!」

「俺なんて、今朝ジュース買えなかったぞ!」

 

 皆の騒ぎ声を聞きながら自分の席に着く。すでに綾小路君と堀北さんは席についていて、俺が座ると、なんと堀北さんから話しかけられた。

 

「……おはよう沢田君」

「えっ! お、おはよう堀北さん、綾小路君」

「ああ、おはよう沢田」

「……沢田君、自分のPPを確認した?」

「ああ、うん。増えてなかったよ」

「……そう。やっぱり沢田君の言ってた通りになったわね」

「……だな」

 

 皆に監視カメラやPPについて話をした後、2人はその話をしっかり考えてくれていた。だから2人ともPPがもう無いって事はないはず。

 

「2人とも、PPはまだ残ってる?」

 

 俺の質問に2人は頷いた。

 

「ああ、贅沢とかしなかったしな」

「ええ、元々節制するのが好きなのよ」

「そっか、よかった」

 

 2人との会話が終わり、鞄を机に掛けると同時。教室の前のドアが開き、茶柱先生が入って来た。

 

「茶柱せんせ〜。ポイントが振り込まれてないんですけど〜?」

 

 教卓に着くなり、本堂君が先生に質問する。

 

「ふむ。いいだろう。ホームルームの時間だが、ポイントについて話してやろう。えー、まず第1に、ポイントはすでに振り込みが完了している、システムエラーなども起きてはいない」

「ええっ!? でも、振り込まれてなかったよな!?」
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