]世、実力主義の意味を知る。
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ん。中学校の勉強の復習をしてたんだよ。俺は頭良くないからさ、いきなり勉強で躓きたくないじゃない?」
「へぇ、沢田って結構真面目なんだな」
「あはは、真面目ではないと思うよ?」
綾小路君とは前後ろの席と言う事もあって、休み時間に話したり昼飯を一緒に食べるくらいには仲良くなっていた。
綾小路君は他のクラスメイト達と積極的に関わろうとしない。だから、クラスメイトと話しているのは俺以外では隣の堀北さんしか見た事がない。
2日目以降、なぜか他のクラスメイト達から絡まれることが少なくなってきてる気がしてるから、綾小路君が仲良くしてくれるのは助かっている。
あ、入学式の天使こと櫛田さんはよく話しかけてくれるけど。
2回ほど放課後にお茶に誘ってもらえたのに、総復習ドリルを終わらせるために速攻で帰宅しないといけなくて断ってしまっていた。
……二度と誘ってもらえなかったらどうしよう。まぁ、それは置いといて。
(来月以降のPPの事を皆に注意喚起してからだよなぁ……)
結局、俺の話を無視して湯水の様にポイント使いまくってる人が沢山いる。でも何人かは俺の話に耳を傾けてくれたから、話をした事は無駄じゃないと思う。
でも、使いまくってる人達の来月以降が心配だなぁ……
それに、監視カメラの事も伝えたのに、授業中に私語やこっそり別の事をしてる奴ばっかりだった。まぁ俺もリボーンに会うまではあんな感じだったから、人の事とやかく言えるわけじゃないけど。
これが来月の査定にどれくらい影響するんだろうか。
「……ふん。綾小路君も少しは沢田君を見習ったらどう? 沢田君は今日の小テストで75点取ってたけど、あなたは50点じゃなかったかしら」
「……わぁ、はっきり言われて俺傷ついたわ〜」
「いや、全く気にしてないだろ? 真顔だし」
堀北さんが会話に加わって来た。堀北さんも綾小路君と同じで、クラスメイトと関わろうとしないタイプだ。いや、綾小路君以上な気もするけど。
たまに俺達の会話に加わってはくれるけど、堀北さんの方から話しかけて来る事はない。一学期中にもう少し仲良くなりたいなぁと思ってるんだけどね。
そこから会話が続く事はなく、堀北さんは1人でどこかに行ってしまった……
「……俺達も飯行こうか」
「……だな、今日はコンビニにするか……」
そんなこんなで日々は過ぎ、ついに5月1日を迎えた。
?? 5月1日 朝 ??
「……よし。確認してみよう」
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