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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
X世、注意深く観察する。
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生は笑いながら首を横に振った。

 

「残念。その理由を答えることは出来ない」

「! どうしてですか?」

「社会のルールだから……ってとこだな」

「社会のルール?」

「ククク……そうだ」

 

 茶柱先生の言った言葉を理解できないでいると、茶柱先生の隣に座った女性の先生が楽しそうに話に入って来た。

 

「も〜、佐枝ちゃ〜ん! そんなに意地悪しちゃだめよ〜?」

「星之宮……私は意地悪などしていないが?」

「いやいや〜、特・別・な沢田君に対してそんな塩対応しちゃダメでしょうに」

「何を言っている? 特・別・な沢田だからこそ特・別・扱いをしてはいけないんだろうが」

 

 ……? 先生方は何を言ってるんだろう?

 俺が特別? どういう意味だ?

 

 話について行けずに俺が困惑していると、星之宮と呼ばれていた先生が俺に声をかけてくれた。

 

「あっ、ごめんね〜沢田君。君本人は知らないもんね〜。あ、私はB組の担任の星之宮知恵です。よろしくね〜」

「えっ、あ、はい。よろしくお願いします……」

 

 ふわふわしてて、よく分からない人だなぁ……と思っていたら、星之宮先生が俺の耳元に顔を近づけた。

 

「……フフフ♪」

「! ……」

 

 耳元で発される言葉に、俺の超直感が反応する。

 

(星之宮先生の醸し出す雰囲気が、変わった……?)

 

「……君が特別である理由はね? 君がボンゴレの人間だからだよ。ね、ボンゴレ]世君♪」

「なっ!?」

 

 耳元で囁かれた言葉は、まさかの一言だった。

 

(な、なんで俺の正体を知ってるんだ?)

 

 俺が驚きと警戒で星之宮先生を睨んでいると、茶柱先生が驚いたように俺に話しかけて来た。

 

「なんだ沢田。お前聞かされていないのか? この高校とボンゴレは繋がりがあるんだぞ?」

「え? あ、それは聞かされましたけど……」

「安心しろ。お前の在籍する学年の担任は全員その事を聞かされている」

「ええっ!? そうなんですか!? え、じゃあ茶柱先生も?」

 

 俺の質問に茶柱先生が頷いて答える。

 

「もちろん。私はお前の担任だからな」

「ええ……」

「安心しろ。特別扱いして甘やかさないように、お前の家庭教師から頼まれているからな。他の生徒達と同じように扱うさ」

「……そうですか(伝えておいてよ、リボーン!)」

 

 なんか驚きすぎて疲れてしまった……

 

(聞きたい事は聞き出せないみたいだし、もう帰ろう)

 

 そう思っ
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