X世、高校生になる。
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ってこいよな」
「……うん。男と男の約束だな」
ランボと指切りゲンマンをして、俺は玄関で靴を履いた。俺が靴紐を結んでいると、リボーンが俺の肩に乗っかってきた。
「じゃあ行って来るぞ。俺は週一で帰ってくるからな」
「わかったわ。じゃあ2人とも……」
俺が靴を履き終えて立ち上がると、母さん達が玄関で横並びになり、そして一斉に口を開いた。
「行ってらっしゃい!」
「頑張るのよ、ネオボンゴレ・T世プリーモ」
「ツナさん、ガンバレ!」
「ツナぁ! 気張るんだもんね!」
俺は皆に微笑み
「行ってきます!」
そう言って玄関から外へと出た。
「行くぞ、リボーン! 高度育成高等学校へ!」
「急に威張んな」
玄関を出た俺は、最寄りの駅に向かって走りだした。
?? 30分後 ??
「うわぁ〜。なんて大きな学校なんだ」
「国営だからな。いくらでも金を掛けられるんだろう」
電車を乗り継ぎ、俺は自分がこれから過ごす事になる高度育成高等学校の正門にやって来た。
高度育成高等学校は海上に作られていて、学校の敷地だけで1つの都市ほどの広さがある。その為、敷地内には学校の他に生徒用のマンションやショッピングモール。それにアミューズメント施設なんかも作られているらしい。その代わり、卒業か退学をしない限り敷地内を出ることは許されないそうだけど。
『未来を支える若者を育成する』というのが校風らしく、卒業後は生徒の望む進路へと導いてくれるという夢のような学校らしい。
「……しかしさ、なんで俺をこの高校に入れたんだよ。お前がここに入れってうるさいからこの高校を選んだけどさぁ」
「前にも言ったじゃねぇか。お前を立派なボスに育て上げるには、この学校がベストなんだってな」
「それがよくわかんないんだけど。国営の進学校とマフィアってどう結びつくんだよ?」
「決まってんだろ? この学校はボンゴレファミリーと繋がってるんだ」
「は、はぁっ!?」
なんでイタリアンマフィアのボンゴレファミリーと、国営の進学校が繋がってんだよ!
俺のそんな疑問をリボーンが一言で解決してくれた。
「9代目と理事長が仲がいいらしいぞ」
「……なんか納得」
あの9代目なら、日本の教育者と仲良くても何の違和感もない。
「そのおかげで、この学校はボンゴレには便宜を図ってくれるからな。俺が潜り込んでツナの家庭教師かてきょーをやるには都合がい
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