世界復興祭編
復興祭
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もちろんだけど、大会中に使えるリザーブ枠。あれは最初の4日間で一回、最終日に入れ替えという形での一回の計二回に限るとなっているわ」
前回大会は四つ首の猟犬のバッカスさんが、最初に登録された参加者よりも出場するという事態が起きたため、その辺の改善がされたらしい。
「次に最初の4日間だけど、出場者が出れるのは競技パート・バトルパートで二回に限るとあるわ」
「どういうことですか?」
「例えば一日目の競技パート・バトルパートに参加してしまったら四日目まではその魔導士はさんかできないってことね」
前回大会は一回しか出てこなかった魔導士もいたし反対に何度も参加してくる魔導士といた。それだと一人強い魔導士がいるだけでポイントを稼げてしまうからという配慮ということなのだろうか。
「あと今回のバトルパート。変則的なバトルも計画してるみたいね」
「なんだ?変則的なバトルって」
「特殊な空間で戦うとかですかね?」
その辺は伏せられているけど、それもまた大魔闘演武らしくて楽しみではある。すると、しばらく読み進めていたミラさんはあることに気がついた。
「あら?」
「どうした?ミラ」
「これ、私たち予選免除ってことなのかしら」
「「「「「え?」」」」」
以前参加した大会では出場数が多かったこともあり大会前日・・・実質的には大会一日目の夜中に予選会が行われ上位8チームが本選を戦うということになっていた。ただ、ミラさんが見せてくれたページを見ると、そこにはこう書かれている。
「事前に通達のあった7チームは本選からの参加となる。その他参加ギルドは本選出場を賭けた1チームのみが出場することとする・・・だって」
「何!?そんなのつまんねぇじゃん!!」
「いいじゃないですか。いきなり本選なんですから」
ルーシィさんが読み上げた文章を聞いて不満げな表情を見せるナツさんをウェンディがフォローする。すると、後ろからやってきたラクサスさんがそれを覗き込みながら口を開いた。
「当然だろ、復興祭って名目なのに全く無名の魔導士たちが戦う様を見せられても、反応に困っちまう」
「万が一ってこともありますからね」
運営としては当然ながら有名な魔導士やファンが多くいるギルドには本選に進んでもらわないと世界的なお祭りとしての効果が薄れてしまう。順当に行けば予選通過はいけるとは思うけど、何かしらアクシデントが起きたりすると応援していた魔導士が出れなくなり他国の住民たちが盛り上がらないことを考慮した結果なのだろう。それでも予選を戦ってみたかったか気持ちはあるけど。
「そんなの関係ねぇよ!!俺たちが負ける分けねぇし!!」
「まぁまぁナツさん」
「落ち着きなさいよ」
「もう決定事項なんだから〜」
なおも
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