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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
世界復興祭編
復興祭
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いてくる。

「おいガキ!!何驚いてやがる!!」
「いや・・・ははっ」

以前よりも顔の迫力が増したように見える彼に苦笑いするしかない。それを見ていたレビィさんが助け船を出してくれたことでこの場は切り抜けることができた。

「続いてガ・・・Bチームは・・・」

何か一瞬別の単語を言いかけたマスターだったけど、俺の顔を見て急に言い換えたように見える。なんだなんだ?俺もしかして苛められてるのか?

「シリル!!ジュビア!!ルーシィ!!ウェンディ!!ミラ!!カナ!!」
「ちょっと待って!!」

続いて発表されたのはBチーム。そこには俺の名前も呼ばれていて本来なら大喜びなんだけど、素直に喜べない。

「どうした?シリル」
「いや!!俺このチーム嫌なんですけど・・・」

何が嫌なのかは俺自身もよくわからない。ただ、何かの陰謀を感じるようなチーム分けに俺はそう言わずにはいられなかった。

「どうしたんですか??シリル。お母さんと一緒はイヤですか?」
「お母さんじゃないでしょ!?」
「じゃあママ?」
「意味一緒!!」

ジュビアさんの真顔でのボケに突っ込みをしながらもいまだに納得できないでいるとミラさんとウェンディに宥められる。

「大丈夫だよ、シリル」
「そうね。それにウェンディと一緒の方が楽しいですよ?」
「まぁ・・・そうかもですけど・・・」

確かにウェンディと別々のチームに入ると、もしかしたらバトルパートとかで対戦しなきゃいけないかもしれないし今回のチーム分けの方が安全か。その辺を配慮しての結果なのかな?と無理矢理自分を納得させる。

「無論、これはあくまで運営からの希望であって確定ではない。他のものたちもこれからの結果次第で変わるということを肝に銘じておくように。以上!!」

それにより解散していく面々。メンバーから漏れてしまった人たちは残念がっている人も多かったが、ただ、同時に納得もしているように見えた。

「よっしゃー!!そうと決まれば早速修行だぁー!!」

そう言って走り出そうとしたナツさん。だが、彼のマフラーをエルザさんが掴んで止める。

「待て。いくつか確認しなければならないこともあるだろう」
「なんだよ、確認って」

出鼻を挫かれたために不満げな表情を見せるナツさん。だが、そんなエルザさんはそんな彼の様子を気にする素振りもなくルールブックを手にしているミラさんに話しかけていた。

「基本的な流れは前回と同じなのか?」
「そうみたいね。ただ、いくつか注意点が増えてるみたいよ」
「何を注意するんだ?あの大会で」

大会中も結構ガバガバだった印象のある大魔闘演武。ただ、今回はそれを踏まえて修正されている点もあるようだ。

「マスターの参加ができないのは
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