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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
もう一つの100年クエスト
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「そうとも言えるよね」
「頑張ろう!!レオン!!リオン!!」
「あぁ、そうだな」

全員が納得したことで安堵の息を漏らすリュシー。こうして正式に依頼を受注した彼らは霊峰ゾニアへと向かった。

















以前までは常に雪に覆われていた霊峰ゾニア。しかし今そこはアイリーンの魔法により自然豊かな場所へと変わっている。

「それで?その宝玉はどこにあるんだ?」

以前この依頼を受けたことがある青年へと問いかけるリオン。それに彼は首をかしげてみせた。

「え?もしかして見つけられなかったの?」
「見つけたら持って帰ってるよね」
「それもそうか」

どこにあるかもわからない宝玉を見つけるためにと一度手分けして探すことにしたレオンたち。だが、しばらくして集合した彼らは誰一人として収穫を得ることができずにいるようだった。

「手がかりなしか」
「怪しい何かもなかったのか?」
「洞穴とかも見てみたけど・・・」
「どこも行き止まり!!」

シェリアのお尻を触っていたソフィアはレオンに手を叩かれていたが、何も収穫がなかったことに元気に答えていた。それから数日間探し回った彼らは何も情報を得ることもできないままついに頂上へとたどり着いていた。

「ここまでくれば何かあるかと思ったが・・・」
「甘かったみたいだな」

ただ、そこにも何かの手がかりになるようなものは何もない。彼らは困り果て、しばらくその場から動けなかった。

「確かにこれじゃあそう簡単に依頼が遂行されないのも納得だな」
「捜索範囲が広すぎるよ」

どこにあるのかもどんなものなのかもわからないため手詰まりになってしまった彼らはため息を漏らす。そんな中、レオンは近くにあった岩に休憩のために腰を下ろした。

ガチャッ

「「「「「ん?」」」」」

その瞬間、何か音が聞こえ全員がそちらを見る。

「これは・・・」
「何かやったな」
「イヤな予感しかしない」

その予想通り、レオンが座っていた岩が真っ二つに割れると、彼はそのまま中へと落ちていってしまう。

「レオン!!」
「待ってよ!!」

それに付いていくように飛び込むシェリアとラウル。取り残された三人は顔を見合わせた後、意を決したようにその中へと飛び込んでいくのだった。


















「いててて」
「レオン!!大丈夫!?」

お尻から落下した彼はそこを押さえていると、上からラウルによってゆっくりと下降してきたシェリアに声をかけられる。

「なんとか」
「よかったぁ」
「全く・・・何をやってるんだお前は」

彼女に続いてそこへと降りてきた三人。彼
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