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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三百二十六話 まくら その2
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第三百二十六話 まくら その2
『パブリックブレイク現象』とは。
ストレスの積み重ねによって、普通の社会人がある日、突然、発狂して怪物や異能者になってしまう現象の事である。
政府は、このパブリックブレイク現象で怪物もしくは、異能者になってしまった人間を、『パブリックモンスター』と命名した。
部長に支離滅裂な理由で組体操を強要されていた俺たちのもとに、突然、訪れた秋田さん。
秋田さんの娘は、アイドルグループ『おえおうさせ隊』に所属していたが、あることをきっかけに精神的に不安定になり、なぞの呪文・『おえおうおえおうおえおうおえおうおえおうおえおうおえおう...』を連呼するようになってしまう。
秋田さんは上記の理由を、娘が、芸能事務所AFデクレーションの社長、欠本ユートに枕営業を強要されたせいだと、俺たちに訴える。
ジャンケンに負けてしまった俺と竹田は、欠本ユートの悪事の証拠をつかむために、芸能事務所AFデクレーションに潜入することになってしまう。
そして、俺は、部長・ヨシノ・副部長のメイクにより、美少女アイドル、氏根駄ムァリコ(山神ムサシ)にされ、人として何か大事なものを失ってしまう。
何か大切なものを失ってしまったかのような、寂寞感にさいなまれながらも、俺はAFデクレーション潜入の際に避けては通れない、面接時に披露するアイドルソングの練習を始める。
そのアイドルソングの名は、『SAY&GO!FLY HIGH!上下左右からムァリコ?〜むぁりちゃんさびしかったんだもんそっかそっかならわいがあいてになるで〜』。
部長にヘリウムガスを過剰吸引された俺は上記のバカみたいなタイトルの曲の練習を始める。
そして、欠本ユートが運営する芸能事務所AFデクレーション潜入当日。
女装した俺と、ビジュアル的な問題でメイクと女装すら不可能であると全会一致で女性陣に判断されたスーツ姿の竹田は、AFデクレーションのビルの前に立っていた。
「おい、竹田、やっぱりこのままバックれようぜ...」
ヨシノと副部長に取り押さえられ、部長にヘリウムガスを過剰吸引された、俺のアヒル声に竹田がなぜか頬を朱に染めて、うつむく。
「おい、山神...その格好で、そういうことを言うのはやめてくれないか...?」
どうやら、想像以上にクオリティ高いと評判の俺の女装姿とアヒル声に竹田は興奮しているようだ。
俺は何も見なかった聞かなかったことにして、AFデクレーションの中に入る。
芸能事務所AFデクレーションの面接とは、つまり、オーディションのことである。
面接会場である、無駄に広い一室には、アイドルの卵である美少女と、そのマネージャーたちが勢ぞろいしていた。
竹田が携帯を録画モードにして、スーツの胸ポケットに入れる。
俺は竹田の盗撮行為を見て見ぬふりをして、あたりを見回
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