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ドリトル先生と山椒魚
第十二幕その一
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                第十二幕  論文も書いて
 日笠さんはこの日先生のお昼の四限目の講義が終わった時にです。
 先生の研究室にお邪魔しました、そうしてブランデーのバウンドケーキとうんと甘くしたスコーンそれに小さなチョコレートの三段のティーセットをです。
 ミルクティーと一緒にご馳走になりつつ先生に笑顔で言いました。
「先生のティーセットはいつも美味しいですね」
「皆が用意してくれまして」
 先生は日笠さんに周りにいる動物の皆を見つつお話しました。
「それで、です」
「こうしてですか」
「いつも楽しくです」 
「ティータイムにはですね」
「飲んで食べています、やっぱりお昼はです」
 基本三時講義がある時はそれが終わってからというのです。
「ティータイムですね」
「それは絶対ですか」
「僕にとっては」
「それで毎日ですね」
「楽しんでいます、これがないと」
 ティータイムがというのです。
「僕としてはです」
「どうにもならないですか」
「そうなんです」
 向かい合って座る日笠さんにお話します。
「三度のお食事とです」
「ティータイムはですね」
「欠かせないです、ただお茶は」
 今はミルクティーを飲みつつ言います。
「ティータイムでなくてもです」
「飲まれていますね」
「そうしています」
 こう日笠さんにお話します。
「いつも」
「そうなんですね」
「一番よく飲むのは」
「ミルクティーですか」
「やはりそうなりますね」 
 そのミルクティーを飲みながら言うのでした。
「日本に来てからエットボトルでも飲む様になりました」
「ああ、あのミルクティーですね」
「ストレートもレモンティーも飲みますが」
 ペットボトルでもというのです。
「特にです」
「ミルクティーですね」
「そちらが一番好きです」
「ではです」
 日笠さんがここまで聞いて笑顔で言いました。
「私も最近自分で煎れて飲んでいますので」
「そうなのですか」
「よければ先生にも」
「ご馳走してくれますか」
「駄目でしょうか」
「嬉しいお言葉です」
 笑顔で、です。先生は日笠さんに答えました。
「それではです」
「その時はですね」
「いただかせてもらいます」
「それではその時は」
「はい、お願いします」
「楽しみにしています。それでなのですが」
 ここで日笠さんは先生にあらためてお話しました。
「オオサンショウウオの夫婦ですが」
「元気で仲良くですね」
「過ごしています」
「それは何よりです」
「時期が来れば産卵もです」
 こちらもというのです。
「期待出来ます」
「それは何よりですね」
「はい、先生のアドバイスも受けて」
 そうしてというのです。
「今はです」

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