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新オズのカボチャ頭のジャック
第十二幕その五

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「とてもね」
「いいことだね」
「そうよ、特に日系人の人達がね」 
 その彼等がというのです。
「喜んでくれているわ」
「あの人達はお米が大好きだからね」
「パンを食べてもね」
 それと共にというのです。
「第一はね」
「お米だね」
「あとタイ系やベトナム系の人達もね」
「お米が第一だね」
「インド系の人達もね」
 この人達もというのです。
「そうだね」
「そうでしょ、ただ中国系の人達は」
「お米をよく食べても」
「パンや麦で作ったものもね」
「主食にするね」
「同じアジア系でもね」
 それでもというのです。
「ルーツによってよ」
「違ったりするね」
「そうなのよね」
「それはありますね」
 日本人の恵梨香も言います。
「私達日本人はです」
「主食といえばだね」
「お米なのよ」
「恵梨香を見ているとわかるよ」
「そうでしょ」
「うん、恵梨香はお米が大好きで」
 それでというのです。
「パンよりもね」
「お米よ」
「そうだね」
「パンも好きだけれど」
 恵梨香もそうです。
「けれどお米とどっちがっていうと」
「お米なんだね」
「それは変わらないわ」
「そうだね」
「それが変わることはね」 
 お米が第一であることはです。
「やっぱりね」
「変わらないね」
「私にとってはね、だからね」
 それでというのです。
「こうして何処までも広がっている水田を見たら」
「それでなんだ」
「それだけでね」 
 ジャックに目を輝かせてお話します。
「嬉しくなるわ」
「美味しいお米が沢山採れるから」
「だからね」
 そうであるからだというのです。
「本当にね」
「嬉しくなるんだね」
「そして実際によ」
「美味しいお米を沢山食べるんだね」
「そうするわ、特にお握りがね」 
 この食べものがというのです。
「私大好きよ」
「恵梨香はそうだよね」
「お握り大好きだね」
「お弁当でもそれが多いし」
「いつも美味しそうに食べるし」
「本当に好きだってわかるわ」
「そうなの、朝昼晩お握りでね」 
 ジョージ達四人にも応えて言います。
「いい位よ」
「普通のご飯もそうで」
「お握りでもで」
「だから三食お握りでもいい」
「そうなのね」
「そうなの、だからね」
 それでというのです。
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