第十二幕その四
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「そうしましょう」
「是非ですね」
「そうよ、そう聞いたらでしょ」
「はい、本当にです」
恵梨香も笑顔で応えます。
「もう早くです」
「完成させたくなったでしょ」
「そうなりました」
実際にとです、恵梨香は答えました。
「それじゃあ今から」
「完成させましょう、それで毎年ね」
「毎年ですか」
「完成させたその日はね」
「盆踊り大会を開くんですね」
「そう、そしてね」
そのうえでというのです。
「花火もね」
「打ち上げるんですね」
「そうしていくわ」
「そうなんですね」
「完成させたお祝いにね」
それでというのです。
「毎年開くのよ」
「お祭りですね」
「この辺りの全部の村の人達が集まってね」
「畑も田んぼも広いからね」
それでとです、ジャックも言いました。
「一つの村でやっていないね」
「ええ、幾つの村からね」
「人が集まって」
「そしてよ」
「全部造ったね」
「そうしたから」
それでというのです。
「幾つもの村は一つのコミュニティでね」
「それでだね」
「それでね」
そのうえでというのです。
「全部の村でこれからも一緒に作業をして」
「盆踊りもだね」
「やっていくのよ」
「そうなるんだね」
「そうよ。これからはね」
まさにというのです。
「そうなっていくのよ」
「成程ね」
「そしてこの畑と田んぼはね」
オズマはさらに言いました。
「幾つもの村の人達をいつも満腹にしてくれて」
「それでだね」
「そのうえでね」
さらにというのです。
「ギリキン全体にもね」
「お米やお野菜をもたらしてくれるんだね」
「そうした場所の一つになるのよ」
「そうだね」
「お肉や卵も乳製品もね」
「牧場もだね」
「そう、全部ね」
まさにというのです。
「ギリキン全体にね」
「もたらしてくれるんだね」
「美味しいものが沢山食べられる様になるの」
「今以上にだね」
「そうよ、こうした場所が幾つもあれば」
「皆何時でもお腹一杯食べられるね」
「そうなるわ、あとね」
オズマはさらに言いました。
「お米からお酒も造られるでしょ」
「教授も飲んでいたね」
「それもね」
「出来るんだね」
「そうよ、最近あのお酒も人気なの」
「日本酒もだね」
「そうなの」
こうお話します。
「だからね」
「そのことでもだね」
「お米が沢山採れることはね」
このことはというのです。
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