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新オズのカボチャ頭のジャック
第十二幕その一

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                第十二幕  花火と盆踊りで
 遂に南瓜畑が全て出来ました、ジャックはその畑達を観て南瓜のお顔を満面の笑みにさせて言いました。
「遂にだね」
「南瓜畑が全て出来たね」
 かかしも笑顔になっています。
「よかったよ」
「そうだよね」
「これでギリキンの皆は南瓜を今以上に食べられるよ」
「美味しい南瓜をだね」
「そうだよ」
 まさにというのです。
「そうなるよ」
「そう思うと最高だね」
「そうだね」
「本当によかったよ」
「いやあ、最初は全部出来るかなって思ったけれど」 
 ガンプも言います。
「終わったね」
「うん、皆でやってね」
「途方もない大仕事だと思ったけれど」
 最初はです。
「それがね」
「見事に終わったね」
「そうだね」
「うん、そしてね」
 ジャックはガンプに言いました。
「南瓜畑は終わって他のお野菜の畑も全部出来て」
「色々なお野菜のね」
「人参に玉葱、ジャガイモにお葱に蕪にピーマンに茄子に胡瓜にね」
「大蒜やほうれん草、菊菜に韮もあるよ」
 樵が言ってきました。
「サツマイモだってね」
「本当に色々なお野菜の畑もあってね」
「全部出来たよ」
「そうだね」
「西瓜も苺もね」
 こうしたものの畑もというのです。
「出来たし牧場だってね」
「完成したね」
「そこで牛や馬、豚に鶏達がいるから」
 沢山のというのです。
「お肉や乳製品もね」
「楽しめるね」
「そうなったよ、そして」
 ムシノスケ教授も言います。
「水田もだよ」
「いよいよだね」
「完成するよ」
「そうだね」
「そうなるから」
 だからだというのです。
「これからね」
「最後のお仕事をだね」
「していこう」
「そうしていこうね」
「いや、本当にだよ」
 教授もにこにことして言います。
「ここがこんなに立派な水田や畑の場所になるなんてね」
「ただお水があるだけの場所だったのよね」
 オズマも言いました。
「ここは」
「それをだね」
「開拓、開墾をしてね」
 オズマもジャックにお話します。
「そうしてよ」
「そのうえでだね」
「これだけのものにね」
「したんだね」
「そうよ」
 まさにというのです。
「皆でね」
「そうなんだね」
「私は政策として決めたけれど」
「それを出来たのはだね」
「皆がいてくれたからよ」
 その為にというのです。
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