第二章
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「悪い人達がいじめたり」
「色々ありますよね」
「ですから野良猫は大変なんです」
「最近それで地域猫とかありますね」
「そうです、猫を少しでもです」
「大事にする為に地域猫にもしていって」
「うちの様にです」
涼子にさらに話した。
「保護猫として引き取って」
「そうしてですね」
「家族を探しているお店や団体もあります」
「猫を助ける為に」
「はい」
まさにというのだ。
「そうしたお店もです」
「ありますね」
「そうです、ですから」
店員は涼子に微笑んで話した。
「若し猫を家族に迎えられたいなら」
「このお店にもですね」
「来られて下さい」
こう言うのだった。
「宜しければ」
「そうしていいですか」
「勿論コーヒーや紅茶を飲まれてです」
「猫達と遊んでもいいですね」
「そしてです」
そういったことだけでなくというのだ。
「そのうえで」
「猫を家族に迎えたいのなら」
「その場合もです」
「来ていいですね」
「この子達はその為にここにいますから」
六匹だけでなく店内の他の猫達も見てであった、店員は涼子に対して優しい笑顔で話した。そしてさらに言うのだった。
「そうされて下さい」
「わかりました、うちはもう二匹いてです」
涼子は自分の家族のことも話した。
「これ以上は無理かも知れないですが」
「そうですか」
「知り合いに猫が好きな人が多いので」
それでというのだ。
「このお店のことを紹介させて頂きます」
「そうしてくれますか」
「はい、ですから」
それでというのだ。
「今度そうした人達を連れて来ますので」
「お待ちしています」
店員はにこりと笑って応えた、そしてだった。
後日涼子と彼女が連れて来た心優しい人達を笑顔で迎えた、そして彼等に猫達を紹介して六匹をそれぞれ幸せな家庭に送り出すことが出来てさらに笑顔になった。
野良猫を猫カフェに入れて 完
２０２３・５・２５
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