第七十八話 ホテルのカレーその十二
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「大変らしいわ」
「そうなんですね」
「特に白の詰襟ね」
「あの恰好いい」
「確かに恰好いいけれど」
そのデザインはというのだ。
「カレー特にカレーうどんを食べるにはね」
「不向きですね」
「そうみたいよ」
「やっぱりそうですよね」
かな恵もそれはと頷いた。
「白ですから」
「カレーは天敵よ」
「そうですよね」
かな恵もそれはと頷いた。
「それはわかります」
「そうしたこともあるのよね」
店長は笑って話した。
「カレーには」
「お汁、ルーですね」
「あれが厄介よ」
「やっぱりそうですね」
「ええ、けれど私達はね」
「そうした心配もないので」
「それでね」
その為にというのだ。
「楽しくね」
「食べられますね」
「それでそうしてくるわ」
「今から」
「ええ、それでね」
そのうえでというのだ。
「元気つけてね」
「午後も頑張りますね」
「そうするわ」
かな恵に笑顔で話した。
「是非ね」
「それじゃあ」
「今から行って来るわ」
こう話してだった。
店長も食事に出た、五人共一時間は帰って来ないと思ったが店長は三十分位で戻ってきた。それで富美子はもうという顔になって店長に尋ねた。
「あれっ、早いですね」
「いや、さっき食堂で同僚に言われたのよ」
「何てですか?」
「今からプールに団体さんが来るそうなのよ」
「そうなんですか」
「だからアイスもかき氷もね」
そのどちらもというのだ。
「かなり売れると思って」
「それで、ですか」
「早いうちにね」
「戻ってこられたんですか」
「そうよ、それに他にすることないし」
仕事以外にというのだ。
「あとは泳ぐ位だしね」
「プールで」
「それでよ」
富美子に笑って話した。
「戻って来たのよ」
「そうだったんですね」
「じゃあ六人でね」
「やるんですね」
「ええ、団体さんにね」
その彼等にというのだ。
「アイスにかき氷をね」
「食べてもらいますね」
「そうするわよ、バニラといちごがね」
この二つがというのだ。
「絶対に売れるわよ」
「アイスはバニラで」
理虹が言ってきた。
「かき氷はいちごですね」
「やっぱりどっちもね」
「その二つがオーソドックスですね」
「だからね」
その為にというのだ。
「一番売れるから」
「ストックは用意することですね」
「幸い今どっちも結構あるしね」
バニラもいちごもというのだ。
「有り難いわ」
「本当にその二つよく売れますね」
「そうですよね」
留奈も言ってきた。
「アイスもかき氷も」
「基本ってあってね」
「基本のものがですね」
「人気あるのよ」
「オーソドックスイズベストですね」
「だからその
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