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イベリス
第九十九話 お盆が終わりその九

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「頼りになる警察署にね」
「通報して」
「頼ることよ」
「そうすることね」
「さもないと」
「大変なことにもなるのね」
「警察署は何処でも同じじゃないのよ」
 真面目な顔でだ、愛は咲に話した。
「お巡りさんもそれぞれでしょ」
「汚職するお巡りさんもいるわね」
「そうでしょ、皆が同じじゃないのよ」
 警官と言ってもというのだ。
「それで警察署もよ」
「全部同じじゃないのね」
「まともな警察署があれば」
「そうじゃない警察署もあるのね」
「だから通報しても駄目だと思ったら」
 その場合はというのだ。
「真面目なね」
「警察署に通報することね」
「そうして守ってもらうのよ」
「そうすることね」
「日本の警察が優秀なのは事実だから」
 このことは紛れもないことだ、教育と規律は確かであり最新技術が導入されかつ組織力があるからだ。
「頼れるからね」
「いい警察署だと」
「そうよ、だからね」
 その為にというのだ。
「咲ちゃんもいざという時は頼ってね」
「そうするわ」
 咲もそれならと答えた。
「私もね」
「是非ね、ただね」
「ただ?」
「いや、咲ちゃんがタイプじゃないって」
 愛は自分達の今の話の最初に戻って言った。
「まあ人それぞれね」
「好みは」
「ええ、私が男の子だったら」
 それならというのだ。
「咲ちゃんいけてると思うわ」
「女子高生自体がね」
「好きじゃないとか言ってたのよね」
「やっぱり大学生とかね」
「そうした人は女子高の先生になるべきね」
「生徒が好みじゃないから悪いことしないから」
「だからね」
 そのことが間違いないからだというのだ。
「是非ね」
「そうした人こそなのね」
「女子高の先生になるべきよ」
「そうなのね」
「本当に学校の先生っておかしな人多いし」
 愛はこんなことも言った。
「そうした人こそね」
「先生になるべきですね」
「暴力を振るわなくて」
「セクハラもしない」
「こうしたことは常識だけれど」 
 それでもというのだ。
「それが出来ている人ってね」
「少ないわよね」
「これがね」
 愛は残念そうに述べた。
「学校の先生にはね」
「そうした人もね」
「結構いて」 
 それでというのだ。
「問題起こしてるのよ」
「そうよね」
「先生が一番問題ある人が多いのが日本よ」
「一番まともな人が多くないといけないのに」
「それが逆にね」
 これがというのだ。
「変な人がよ」
「多いのよね」
「だからね」
 それでというのだ。
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