第15話 文化祭に遊びに行きました
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「それじゃあみんないるな?」
準備が出来たかアギトがみんなに聞きます。
時刻は8時45分。
お兄ちゃんの学校の文化祭は9時からなのでこれから学校へ向かいます。
「私達は大丈夫だよね?」
「うん!!バッチリ!!」
「朝あんなに早かったのに元気ね………」
キリエさんが疲れたように呟きます。
元気なのはレヴィです。今日も4時半頃に起きて、皆を起こし、ディアに怒られたのにも関わらずそのテンションは下がることを知らないです。
「優理、どうしたのだその頭」
「星にまとめてもらった」
ユーリと優理はどちらも同一人物。双子でも無いので全く見分けが付きません。
喋りさえすれば問題無いのですが、流石に不味いとの事で、優理は髪を後ろに丸く束ねて、ユーリとは別の服を着ています。
ちなみに平行世界から来た皆さんも、それぞれ服をお姉ちゃん逹に借りて着ています。
流石にあの格好では目立ちますからね………
「それじゃあ行くか!」
アギトの一言で皆家を出ました。
「やあ」
学校に向かっている途中、ジェイルさん、ウーノさん、クアットロさん、ディエチさんが私達に気がついて声をかけてくれました。
ジェイルさんは前日にはもう地球に来ていて、軽く観光を楽しんでいたみたいです。
ちなみにジェイルさんは眼鏡をかけ、髪型を若干変えている気がします。
しかしそれ以上にジャケットを着ているジェイルさんに何だか違和感を感じます………
「こんにちはー!」
「あら、レヴィは元気ね」
「うん、楽しみにしてたから!!」
「だからって朝の4時に皆起こさなくていいのに………」
シェテルの呟きが聞こえたのか苦笑いするウーノさん。
「まあ子供らしくていいんじゃない?」
「たわけ!我がどれだけ眠かったか分かるか?」
「いいじゃない、ちゃんと来れたんだから」
「黙れ眼鏡」
「………ちょっと?眼鏡がチャームポイントみたいな言い方やめてもらえるかしら?」
「「違うの?」」
ダブルユーリにそう言われ、崩れるクアットロさん。
真実って残酷ですね………
「………で、これが例の物だよ。問題点などある程度改善できた。エネルギーは使うけど、リスクを減らしてこっちの世界限定だけど次元転移出来るようになったよ」
「あれだけの短時間でそこまで………」
「ありがとうございます、ジェイルさん!」
「いやいや、データも貰えたし私としても嬉しい限りだよ」
ジェイルさんはアミタさんとキリエさんと何やら重要な話をしています。
まあ私には関係無さそうですが………
「それより早く行きましょう」
「そうだね、もう始まっちゃう
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