第15話 文化祭に遊びに行きました
[10/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「よっしゃ!!1のダブル!!これが通れば俺の………」
「あっ、2とジョーカー使います」
「うそっ!?」
雪美ちゃんの出したカードに頭を抱えるエローシュ君。
あの後、雪美ちゃんを含めた私達は皆で大富豪をしています。
ライお姉ちゃんはまた星お姉ちゃんと夜美お姉ちゃんを探しに行くって出ていきました。
なのでここには私達と妖怪の数人しかいません。
「ナイス、雪美ちゃん!」
「はい」
「これでエローシュがビリそうね」
「ま、まだだ、まだやられんよ」
「じゃあ僕が上がって………」
「アタシも上がりだ」
「あっ、私もです」
順番にエリオ君、アギト、私が上がりました。
「私は2を出して、その後に4で上がりです」
「私は8で切って、3で上がり」
「えっと………私も8で切って、5で上がりです」
その後直ぐに、真白ちゃん、夏穂ちゃん、雪美ちゃんが上がりました。
「頼む、5以下のカードで………」
祈るエローシュ君。対するルーちゃんは顔が険しいです。
「………どうやら俺の勝ちみたいだな」
ルーちゃんの表情を見て安心したのか、エローシュ君が勝ち誇った顔で言います。
「私の負け………」
そう言ってルーちゃんはカードを出します。
「運が無かったなルー、日頃の行いが悪いからこんな事に………」
そう言いながらルーちゃんのカードを見ると………
「日頃の行いが悪いから負けるんだよエローシュ」
カードは6でした。
「うがー!!!」
「キャ!?こら暴れるなバカエローシュ!!」
「がー!!!」
我を忘れて暴れるエローシュ君でしたが、夏穂ちゃんの手によって直ぐに鎮圧されました………
「今日はありがとうございました」
「おう、こっちも楽しかったぞ」
時間は文化祭終わる3時。
結局お昼までご馳走になって、ギリギリまでみんなで遊んでいました。
「………」
「雪美ちゃん、そんな顔しないで………」
「また一緒に遊びましょ」
「だな、ライに頼めば会えるだろうし」
「うん………」
真白ちゃん、夏穂ちゃん、アギトの順に慰めますが、暗い顔のまま下を見ています。
「そんな顔するな。また会えるって」
「雪美はもう友達」
「そうですよ、私達はもう友達です」
エローシュ君、佐助君、私と声をかけてやっと顔を上げました。
「今度は別の遊びもしましょう」
「だからまた今度」
「うん、ありがとうみんな。ありがとうエリオ」
そう言ってやっと笑顔になりました。
「それじゃお世話になりました」
「おう、またなガキンチョ共」
こうし
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ