暁 〜小説投稿サイト〜
有栖キャロの小学校物語
第15話 文化祭に遊びに行きました
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お兄ちゃんも諦めませんからね………

「レイ………ロリータ物以外だった怒る………」

「「「「「「……………」」」」」」

優理の将来が心配でたまらないです………








「次は僕だね」

佐助君は5枚、真白ちゃんが1枚、アギトが2枚とまだパーフェクトは出ません。
真白ちゃんは的にボールが届くか届かないか位の微妙なふわっとしたボールで何とか1枚を。アギトに関しては普通にコントロールが悪くて2枚しか取れてませんでした。
それでも初めてボールを投げるのでかなり凄いですね。
本人曰く、テレビで投げてるピッチャーをマネしただけだって言ってました。

そしてエリオ君の番です。

「よし!」

綺麗なフォームから放たれるキレの良い真っ直ぐは狂いもなく的を抜いてます。
その姿は絵になるほどなのですが………

「「ううっ………」」

私とルーちゃんは素直に応援出来ません。
何故なら………

「くっ、スOローズファンめ………」

ルーちゃんの呟きの通り、なんとエリオ君はスOローズファンなのです!!
エリオ君はあの球の速い佐藤選手が好きみたいです。

お兄ちゃんもいい趣味してると言ってましたが、私にはそうは思えません。
タOガースだって球の速い藤河がいるのに………

ただ単にヤOルトが安くなるだけじゃないですか………

「外せ、外せ………」

もはやルーちゃんは応援すらしてないです。
そしてエリオ君もそんなルーちゃんの思いを踏みにじるかの様に淡々と的を射抜いてます。

「ノーミスで8連続………」

野球部の人も驚いてます。

「これで………最後!!」

「外せー!!」

しかし、ルーちゃんの思いも虚しく、エリオ君の投げたボールは真っ直ぐ的を射抜いたのでした………









「………」

「あのさルー、そんなに睨まなくても良いんじゃないのかな………?」

あの後、私が7枚、ルーちゃんが8枚で結局勝てませんでした。ルーちゃんは3番が最後までどうしても抜けなくて、終わった後とても悔しがってました。

あっ、ちなみにエローシュ君は3枚です。余りにも普通だったのでだれも触れませんでした。

そして優理は………

「………」

「なあ優理も機嫌直せよ。たかがゲームなんだからそんなにむきにならなくても………」

「ううっ………」

優理はボールなんか投げたことが無いので、あっちらこっちらとボールは的を大きく外し、結局フレームにもかすりもしませんでした。

「優理、そんな顔してたらお兄ちゃんが困るよ。もっと楽しそうにしなくちゃ」

「!?分かった!!」

優理は返事をするとさっきまで泣きそうな顔をしてい
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