14話 Emperors【王者たる者たち】
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その様子の優木せつ菜???まさに神に愛された女か。
そんな彼女に見惚れているのも束の間、背後から声がかかる。
「や、お二人さん♪」
「あ、あなたは……侑さん?」
「覚えててくれたんだ!」
背後から現れた侑はさっそく2人が話していた話題に参戦する。
「もしかして2人ともせつ菜ちゃんのファン?」
「はいデス!」
「そっか……じゃあ今度ウチの学校に??
侑が何か言いかけようとしたその時、控え室の手前で男の大声が響く。
流石に気になった侑はその場を後にしようとする。
「ちょっと見てくるね?」
「あ、はい……」
〜〜〜〜〜
「……?」
侑は騒がしい控え室入り口をチラッと覗く???見えたのは、何やらミリタリーな服を着た、眼鏡の男が2人の警備員と口論になっていた。
「ちょっと見るだけだから!!お願いしますよ!!」
「いやそう言われても……というより君ヘラクレスの人間でしょ?こんなところで油売ってていいの?」
「それはカンケーねー!!小生はスクールアイドルの裏方をちょっとでも生で見てみたいんです!!」
キモオタというに相応しい男。侑は側で見ながらも、同じスクールアイドルのファンとして彼を軽蔑してしまう。
普通ならここで傍観するのだが……「ヘラクレス」という単語が気になって、侑は控え室の出入り口を開け、その男に食ってかかる。
「ちょっと君!!」
「あ????貴殿は……」
「いくらファンでもモラルは守らないとダメだよ!こんな応援はしてもスクールアイドルのみんなが困っちゃうよ!!」
「………」
男はしばらく考えたあと、ため息を吐いて侑に答える。
「全く……どうやら遊びの時間もここまでみたいですね。」
「え???どういうこと?」
「そこの警備員の方、早く逃げたほうがいい???まもなくここにテロリストが来る。」
「「え?」」
「早く。」
眼鏡を外した男……体格は中背で、侑が最近見た男たちとは少し見劣りするが、それに劣らない気迫がある。
その気迫にただ事のなさを感じた警備員はすぐさまその場を去ってしまう。
侑は突如として豹変した男に、訳もわからず聞いてしまう。
「一体どういうこと!?」
「あぁ……話せば長くなりますが、要は貴殿が私の前に現れた時???狼藉者が来るという予言を聞きましてね。」
「狼藉者って……君は一体
「!!」
【ポーズ!】
………
【リスタート!】
「!?!?」
「ふぅ……危なかった???」
侑は得体の知れないナニカが起こったと直感した。そしてそれはすぐ明かされることになった。
『まさか今のを邪
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