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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
バトルダンジョン
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俺の蹴りが腹に入る瞬間、俺はそれを止めて地面へと叩きつける。その反動を生かして鎧の男の顎へとアッパーパンチを喰らわせる。

「天竜の波颪!!」

その間にウェンディは灰の男へ竜巻を起こして攻撃を試みる。

「それは私には効かない」
「そうでしょうか?」
「!!」

灰になった男の身体が竜巻へと巻き込まれて散っていく。それは後程集めることはできるのだろうが、問題は彼の下から迫ってくるもの。

「ちゃー!?」

俺が打ち上げた鎧の男は竜巻に巻き込まれながら灰の男へと舞い上がっていき、彼の残されていた頭部と激突する。

「ぐあっ!!」
「ちゃ!?」

鎧の男の固い身体が身体の核となる部分に直撃したことで両者はバランスを建て直すことができずに地面へと落ちる。そしてすぐには魔法が放てないようになったところを見計らい、俺たちは手を握り合わせた。

「俺たちの魔力を・・・」
「融合させて・・・」

かつて天使を倒した時に修得した合体魔法(ユニゾンレイド)。今回はそれをさらに進化させ、目の前の敵の真下に魔法陣を出現させる。

「「凱風寒泉!!」」

風と水を泉から吹き出る噴水のように発射する。それによりクジラの潮吹きのようになっているそれに飲み込まれながら打ち上げられた二人は天井へと激突し、白目を向きながら地面へと叩きつけられていた。

「やった〜!!」
「すごいわ!!ウェンディ!!シリル!!」

終わってみれば圧勝だった俺たちはハイタッチで勝利に湧いていた。すぐ近くに敵が近づいていることも知らないで。

















第三者side

「次の獲物はっけーん!!」

歓喜に湧く小さな妖精たち。そんな彼らの元に、これまた小さな少年が歩み寄ってきていた。無垢な笑顔を見せながら。






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