バトルダンジョン
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らしい。
「ねぇ・・・100年かけて身体を再生してるなんてことないわよね?」
「それもわからぬ。奴が死後、なぜあのような迷宮を作ったのかも不明じゃ」
「そこにディアボロスが近付くと何がマズイのだ?」
ここでようやく本題に入る。話を聞く限りは確かに危険な迷宮だが、ディアボロスが侵入したところで道に迷って今までの探検家たちのようになる未来しか見えない。しかし、エレフセリアさんはそうは思っていないらしい。
「奴らはドラゴンを喰らい、力としている」
「ま・・・まさか・・・」
「死んだドラゴンを食べるのか?」
「生きたまま食うつもりかよ!!」
「そう言う問題じゃないでしょ!?」
食べる時は確かに死んでないと食べれないけど、ドグラマグは100年も前に死んでるんでしょ?それって・・・
「100年前の死体・・・もう骨だけになってるかもしれませんね」
「やっぱりそう思うよね!!」
以前ドラゴンの墓場を見た時、そこには骨しか残されていなかった。あれは400年前のものだとしても、100年も経ってたらさすがにあれと同じように骨しか残っていないはず。その骨を喰らっている姿を想像すると、背筋が凍る。
「土神竜の力は不明な点が多い。しかし死後にまで及ぶ力ということだけは確か。こんな力を人間が手にいれてしまったら・・・だが・・・」
何やらまだ彼の中では心配ごとがあるらしい。それが何なのか、耳を傾ける。
「ワシがもっとも恐れていることは、ワシの心臓じゃ」
「食われちまったんだろ?」
「それが・・・迷宮内に残っておるのだよ」
「何!?」
「ドグラマグが消化できぬ何かの魔法がかかっていたのかもしれん」
「そんなバカな!?」
そもそも仮に消化できていなかったのだとしても、100年経っていたらドグラマグの肉体同様に腐敗してなくなっているはず。だが、あくまで彼は心臓が今もあるというのだ。
「もしくはドグラマグの迷宮の力で再生されたのかもしれん。ワシには感じるのじゃ、かつての我の心臓の鼓動が」
「そんなこと・・・」
「あるわけない・・・か」
いくらドラゴンの身体がすごくてもこればかりは信じることはできない。そのことはエレフセリアさんもわかっているようだった。
「無論、我が身体の一部、未練がないと言えばウソになるが・・・もしそんなものが存在しないならそれでよし。だが・・・もし、我が心臓が存在するならば、"法竜"の力までもディアボロスに渡ってしまう」
「法竜?」
「法律のドラゴン〜?」
聞いたことがない種類のドラゴン。それは知識を極めたドラゴンらしく、魔法界全ての情報が入手できるらしい。それは冥府の門にいた元議長よりも強大らしく、それによりディアボロスがエーテリオンやフェイスに
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