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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
バトルダンジョン
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「「「「「六頭目!?」」」」」

エレフセリアの放った言葉に驚愕する俺たち。その言葉は矛盾しており、頭の中の整理が追い付かない。

「どーゆーことだ!?」
「五神竜なのに六頭目だと?」
「意味がわかりません」
「いいか、ウェンディ。5+1はな、6なんだ」
「そんなことわかりますよ!!」
「ナツ・・・そーゆーこと言ってるんじゃなくてね」

全員が混乱しており収集がつかない。その中でもナツさんが真顔で当たり前のことを言ってくるのが何よりも腹が立つけど。

「五神竜は6人いたってこと?」
「六頭ね〜」
「それじゃ六神竜じゃない」

ハッピーたちの問いかけにも答えられないほどに焦っているエレフセリアさん。その顔からあふれでる汗は留まることを知らない。

「エレフセリア様」
「こうしてはおれん。急いで大迷宮に向かわねば!!」
「待てよ!!」

ようやく正気を取り戻したエレフセリアさんはドラゴンの姿になりその場から飛び立とうとする。ただ、それを黙って見送ることはできない。

「俺たちも乗せてけ!!」
「ディアボロスも絡んでいるんだろう?なら俺たちの力も必要なんじゃねーのか?」

ディアボロスとは因縁がある。そんな奴らが何か仕掛けてきているなら、黙って見過ごせない。そのことを伝え、俺たちはエレフセリアさんの背中に飛び乗りその大迷宮とやらを目指す。

「五神竜は元々六頭だった。そう・・・六神竜だったのだよ」

その道中、エレフセリアさんは先ほどの矛盾点についての説明をしてくれた。

「だが、そのうちの一頭が死んだことによって五神竜となったー
「死んだ?」
「あれ?でもさっきは〜」
「あんた、眠ってるって言わなかった?」
「亡骸が眠っておるのじゃ」

一頭が減ったことで五神竜と呼ばれるようになったのか。ということは今は三神竜になるのかな?とかおかしなことを考えているのは内緒です。

「じゃあその大迷宮ってのは、六頭目の墓ってことか」
「その墓ぎ荒らされることに何の問題があるのか」
「一般的には普通に問題だけどね・・・」

墓が荒らされるなんて普通に考えて罰当たり以外の何物でもない。ただ、焦っている理由はそんなものじゃないらしい。

「六頭目の神竜・土神竜ドグラマグ。奴は六神竜の中でも一番弱かったと言えよう。弱いといっても他の五神竜と比べてにすぎん。数いるドラゴンと比べればその強さは脅威」

アクノロギアと同格と言われるドラゴン。その中で弱いと言われても、あいつが強すぎたせいでイマイチイメージがつかない。だが、エレフセリアさんは驚くべきことを言ってのけた。

「ワシは100年前、ドグラマグを倒すことに成功した」
「えぇ!?」
「エレフセリアさんが倒したんですか!?」

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