暁 〜小説投稿サイト〜
転生!DRAGONBALL THE WORLD!!
ナメック星編
第八話 戦闘民族の闘志
[9/9]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
その気はすさまじく地に向かってどんどんと押されていく。

「だぁぁぁぁぁぁ?」
バーダックは気を開放するが、それでも届かない。

「ちくしょぉぉぉぉ?がぁぁぁぁぁ?」
声を上げ力を込めようとするが今のバーダックではこれ以上気をあげれなかった。

その時、バーダックには幻覚が視えた。正確に言うととそれは未来予知なのだが。
あの戦いの後、ドラゴンボールでよみがえってからは一切視ることはなかった未来予知だが、このタイミングでそれは発動した。

その未来はあの時も視た悟空とフリーザが戦っている様子であった。

悟空は20倍界王拳を使っており、フリーザは今とは違う姿で戦っている。
そのフリーザの姿が何なのかはわからなかったが。一つだけわかることはあった。

(俺がここで死んでも…誰かが…いや、案外俺のガキかもしんねぇな。そいつらがフリーザを倒す。だけどな…ここであいつらの…仇をとれるのはカカロットじゃねぇ。この俺だ?)

バーダックはあの惨状を思い返した。トーマ、セリパ、パンプーキン、トテッポ。仲間たちがフリーザの手下に倒され、血まみれになった戦場後を。そして、頭に巻いているバンダナ。それは奴らの、サイヤ人の誇りだということを。

(俺がここで諦めるわけにはいかねぇ…あいつらの仇をとってやる…サイヤ人の誇りを…サイヤ人を…)

「サイヤ人を、舐めるなぁぁ?」

バーダックの底力、サイヤ人の誇りの力はフリーザのデスビームを跳ね返した。

フリーザは自分で打ったデスビームを食らいダメージを受ける。

「おのれ…?」

「ハァァァァァ…ダァァ?」

バーダックは全身からあふれる気を、戦闘民族の闘志を燃え上がらせた。

「これで…終わりにしてやる…」

バーダックは強く地を蹴りフリーザの眼前まで迫り腹部に強烈なアッパーを入れる。
そして後ろに下がり右手に今残っている気全てを使い気弾を作る。

「くたばりやがれ?」 青白い気弾がフリーザへ牙をむく。

フリーザは両手で受け止めようとした。

「はぁぁぁぁぁ?」「キェェェイ?」
両者の声がその場を震わせる。

そしてその気弾はフリーザに直撃し、爆発した。

「へ…へへ。」
バーダックはフリーザに気弾が命中したのを確認すると、気を失いその場に倒れてしまった。


[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ