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転生!DRAGONBALL THE WORLD!!
ナメック星編
第八話 戦闘民族の闘志
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アの力を込めた一撃が迫る。

しかし悟空は後ろを振り向くことも、目を開けることもなく背後の拳をとらえ、掴んだ。

「な…なんなんだお前は…」

「殺気が駄々洩れだったかんな。目を開けずとも全然わかるぞ。」
悟空は淡々とドドリアに言ってのける。

「は…はは…そうだ!今のはまぐれだ!この俺がこんな下級サイヤ人に目をつぶったまま防がれるわけがないぜ。」

「偶然は二度も起きねぇぞ!!」

ドドリアはスカウターを持っていなかった。先ほどナメック星の原住民に壊されてしまったからだ。なので愚かなことに自分と相手の力量すら理解することができなかった。

悟空はドドリアの拳が当たる前に相手の位置を読んで腹部に強烈なパンチを入れた。
ドドリアは何が起きたか知る前に前のめりに倒れた。

「す…すげぇよ悟空!!あんな強いやつを一撃で倒しちまうなんてよ!」

「ここに来るまでに必死に修行してきたからな。お、やっと視力が戻ったぞ。」

悟空は目を慣らしながらそう言った。

しかしその瞬間、その場に一つの爆音が響いた。

爆音のなった方を見るとさっきまでいたはずのドドリアが消し炭になっていた。

「相変わらず甘い奴らだな。」

気が放たれた方を向くとそこにはベジータがいた。

「ベジータ…あいつもこの星に来ていたのか…」

「ああ…そうみてぇだな。」
クリリンはあの時に辛勝を思い出し苦い顔をしたが、それに対し悟空は顔が笑っていた。

「悟飯…クリリン…離れていてくれ。あいつはオラ一人で戦いたい。」

「はぁ〜そうだよな。何を言っても無駄なことはわかってる。だけど悟空。死ぬなよ。」

「お父さん。頑張って!」

「ああ。」

そういって悟飯たちは戦いに影響しないところまで避難した。

「馬鹿な奴らだ。3人まとめてかかってくればいいものを。」

「それだと、フェアじゃねぇかんな。」

「どうやら、俺がこの前から何も進歩していないと思っているな?この俺様がなんの戦略もなく貴様の前に出てくるわけがないだろう。今の俺は貴様を大幅に超えている。」

「それは…お互い様じゃねぇのか?」

「戦えばわかることだ。」

そうして両者は構えをとった。それは奇しくも地球での一戦と同じ構図であった。

辺りは静寂に包まれた。刹那。両者が地を蹴った。

先手はベジータが取った。悟空の目の前から消え、それを意識した瞬間には背後からの奇襲が迫る。悟空は上体をひねって躱し、反撃に転じようとするがその隙を与えずに守りかおろそかになった下半身へ足払いをし悟空を宙へと浮かす。
そして流れるように相手との位置を整え顎にアッパーを入れた。
その衝撃に一瞬昏倒しかけたが、無理やり意識を保ち追撃に備える。
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