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バイオハザードRTA Ver.9.1 DLC第1弾追加新B.O.W.ルート『トロフィー:最高の失敗作』ルート
おまけ1
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にコートをまとっただけの自分の体だった。
(さすがにこれはまずい気がする・・・)
さっきから肌寒いし、何より自分の知る限りの常識ではこういった服装の者を変態と呼ぶのが世間であるという認識だ。そうと考えれば、話は早い。
ロッカールームに入ると、適当に空いているロッカーを探していく。どれも鍵がかかっていたが、運よく鍵のかかったままのロッカーを見つけたので、開けて中にあった服を着ることにする。服はそれぞれ色合いのダサい色合いのTシャツと灰色のカーゴパンツ、トレッキングブーツが入っており、鉤爪で袖口の辺りを少しばかり切り裂いたりしながらなんとか時間をかけて着用する。
服を着終わってから再度歌声の方向を目指して、活性死者やミュータントをよけながら進み続ける事数分、牢屋の様な部屋が並ぶ収容区画にたどり着いた。ここは確か、先程見た書類にアンブレラが世界中から拉致した人間の中で、この研究所に割り当てられた人間が実験の為に連れ出されるまでに収容されていたはずだ。その中の一つの歌声が聞こえてくる牢屋の扉の前までくるとポケットの中からカードキーを取り出そうと・・・取り出す・・・なかなか爪がポケットの中に入らず、なんとか苦戦し、苛立ちながらも二本だけ入れて取り出すことができたので扉を開けた。
中には短めの茶色のカーリーヘアに猫顔の少女がいた。彼女は俺が部屋に入り込んでもしばらく歌っており、歌い終わってからこちらに気づくと
「ありがとね、最後まで聞いてくれて」
と言い、軽く一礼した。とりあえず猫っぽかったので俺は彼女の顎の下を鉤爪の甲で軽くなでた。
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