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バイオハザードRTA Ver.9.1 DLC第1弾追加新B.O.W.ルート『トロフィー:最高の失敗作』ルート
おまけ1
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時にこちらに敵意むき出しで向かってきたのはまったくもっていただけない。
「邪魔!」
そのまま一気に駆け抜けてから2体のハンターαの頭部を掴み天井に目いっぱい叩き付けてから、落下するところ目掛けて爪を伸ばして頭目掛けて唐竹割りの容量で振り落とす。
「コレデ終ワリダ・・・」
案外あっけなく終わった。皮肉な事に研究者の言う通りに自分は失敗作ではあるがそれなりの性能はあったようだ。その後にハンターが扉の前にいた部屋に入る為にカードキーをポケットから取り出し‥‥取り‥‥。取ろうとしたが鉤爪が引っ掛かり服の生地が破れカードキーが床に落ちる、それをとろうとするがその都度爪に当たって別の方向に滑ってしまうためになかなか取れない。イラつきつつも苦心しながらなんとかつかみ取ってロックを解除する。幸か不幸かこの部屋は自分を含めたBOW専用のデータや装備に関してはここに保管していたようで、ちょうど自分にピッタリな武装だけでなく自分を含めたいくつかの生物兵器に関するデータが纏められていた。
ラインマー・マントイフェル、これが自分のオリジナルとなった人物の様だ。資料によると彼は元々アンブレラの系列会社であるドイツの製薬会社で中間管理職を務めていたのだが、社内での健康診断と偽ったT-ウイルス適性検査に引っ掛かった結果拉致されてしまい、途中で身の危険に勘づいて脱出を図ったが、その際に護衛の傭兵とのもみ合いになり、それが原因で引き起こされた交通事故により死亡。そして完全適合者であることを知ったアンブレラの人間が慌ててDNAサンプルを採取し、鮮度の観点から最優先で実験・製造対象となったのが自分であるようだ。
彼に関しては完全にアンブレラの野望に振り回された挙句に死んでしまうという哀れな末路をたどった人物だが、最後の最後で生き残るために力を振り絞ったのはすごい事だと思う。
最も自分には彼がなぜ死の間際にそれほど力を振るおうとしたのかわからないし、理解もできないが‥‥。所詮自分は兵器でしかないという事だろう。
少なからず気落ちしたが自身の目的である爆薬の除去方法や除去に必要な薬品2種の存在。明確な目標を立てることができたので少しばかり気分が軽くなった。
その後にもう見落としは無い事を確認してから部屋を出ると‥‥耳が無意識に何か"音"を聞き取った。普通の人間と比べると強力な聴覚はその"音"がリズム感や音程から歌であることを判別した。こんな状況下で聞こえる歌声など怪しさ満々だが少しばかり興味がわいたので、足先を向けてみることにした。仮にカセットテープから聞こえているのだとしたら暇つぶしの道具くらいにはなるだろう。そう考えながら歩くことしばらくして、目の前に『ロッカールーム』との記述がされた部屋が見えた。そこでふと自分の体に視線を落とす。
そこには下着の上
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