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バイオハザードRTA Ver.9.1 DLC第1弾追加新B.O.W.ルート『トロフィー:最高の失敗作』ルート
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として生きるしか道がないのだと言わんばかりで気にくわない。確かに俺は普通とはかけ離れた出自の怪物かもしれないが兵器じゃない。それだけは胸を張って声を大にして言いたい…。
9月28日から29日へ日付が移り替わろうとする深夜、無気力で無彩な生活に突然変化が訪れた。普段の静寂な様子と違い外が非常に騒がしい。扉にある格子の隙間から外の様子を伺うと研究員や武装した警備員が慌ただしく走り回っており、不気味な咀嚼音や銃声がそこかしこから聞こえてくる。銃声がすぐそばで鳴り響く。咄嗟にドアから離れて腕で自分の体をかばいながら様子をうかがっていると、扉が開かれ中に白衣を着た研究者が入ってきた。
眼鏡を光らせながらこちらに拳銃を突きつけながら
「お前の体内にある爆弾を起爆させられたく無かったら、俺を無事にこの研究所から出せ!!」
といってきた。最もそいつは俺が後ろから(すぐにこの腕で切り裂きたいのを我慢して)しばらくついて行くと、ゾンビ犬に押し倒された挙句に喉笛を?み切られて死んだが。
研究員が死んだのを確認してから手に持っていた拳銃を(自分にしては珍しく)素早く回収してからスイッチをゾンビ犬ごと切り裂いて、周囲を確認する。とはいえ何が起きたかについては大体予想がつく。バイオハザードの発生、それしかないだろう。このゾンビ犬を見る限りその特徴から前に本で読んだ-己の誕生にも関わっている-T-ウイルスの予期せぬ流出が原因だろう。何とも大変そうだが自分にはそれよりも大事な事があった。
「爆弾、カ…」
あの男の言い分が正しければ自分の体内には爆弾が埋め込まれているという事になる。兵器の制御やネメシスの様な万が一の事態になってはならないという考えだろう。
まぁ考えは理解できないでもないが、不愉快であることに変わりはないのでまずはこの爆弾を取り除くことを当座の目標にすることにした。とりあえず死体をあさって拳銃のマガジンとカードキーを手に入れ…手に………。
苦戦すること数十秒、研究者の白衣を切り裂きカードケースをボロボロにして爪をできる限り短くしてから何とか手に入れた。‥‥これはなくさない様に今着ている服のポケットに入れておくことにした。
それから施設内を適当にふらつきながら、さまよう活性死者をよけたりはたき飛ばしたりしながら駆け回る事数十分。
それらしい部屋を見つけたが、その部屋の赤い扉の前には目新しい相手がいた。そいつらは辛うじて人型ではあったが全身を発達した筋肉と鱗に覆った、自身と同じ巨大な両腕に生えた鉤爪が特徴的な姿が自らを人間ではないと無言のまま高らかに宣言していた。ハンターα、自分と同じくT-ウイルスを用いて生み出された兵器だ。自分と比べれば自我もなく知能も大したものではないだけいっその事羨ましい感じるが、2体揃って自分の姿を認めると同
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