第十一幕その一
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第十一幕 お仕事が終わったら
オズマは皆と一緒に晩ご飯に鴨鍋を食べつつお話しました。
「水田と南瓜畑が全部出来たらお祝いするわよ」
「どんなお祝いかな」
そのオズマにジャックが応えました、お鍋の中には鴨肉だけでなく葱や菊菜、椎茸やしめじ、お豆腐に糸蒟蒻等が入っています。
「それで」
「盆踊りと花火よ」
「その二つなんだ」
「そう、夜に盆踊り大会を開いて」
オズマは自分のお碗の中のお豆腐を食べつつお話しました、お鍋は食べられる人だけが食べてそうでない人達は囲んで笑顔を見ています。
「そうしてね」
「花火もなんだ」
「打ち上げてね」
「お祝いをするんだね」
「水田と南瓜畑が全て出来たね」
そうしたというのです。
「それをするのよ」
「そうなんだ」
「だからね」
オズマは笑顔でお話を続けました。
「あと少しだから」
「頑張ってだね」
「楽しみながらね」
そうしてというのです。
「お仕事をしていきましょう」
「それじゃあね」
「盆踊りはね」
オズマはにこりと笑ってお話しました。
「日本ではよく行われるわね」
「はい、夏に」
その日本人の恵梨香が応えました、勿論恵梨香達五人もお鍋を食べてとても美味しいと思っています。
「日本だと何処でもです」
「そうよね、オズの国には日系人の人も多くてね」
それでというのです。
「そうなったから」
「盆踊りも行われるんですね」
「そうよ、いや私もね」
オズマはにこにことしてお話しました。
「最初聞いた時はそんなお祭りがあるのねってね」
「驚かれました?」
「ええ」
その通りだというのです。
「面白いダンスでね」
「それを行うお祭りで」
「出店が一杯出ることもね」
このこともというのです。
「面白いと思ったわ」
「そうなんですね」
「それで実際に何度か参加してみて」
「面白かったですか」
「凄くね」
実際にというのです。
「本当にね」
「そうですか」
「だから今回もね」
「楽しみですか」
「そうなの、皆それぞれ浴衣を着て」
そうしてというのです。
「その時はドロシー達も来るかもしれないわ」
「そうなんですか」
「そう、だからね」
それでというのです。
「皆で一緒にね」
「盆踊りを楽しめばいいですね」
「その時はね、それでね」
オズマはさらに言いました。
「出店のものもね」
「楽しみますか」
「そうしましょう」
こう言うのでした。
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