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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三百十七話 文化祭 その19
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たカナミさんが泣きながら、ユメちゃんに暴行を繰り返すナオミさんとトオルさんに包丁を突きつける。
「これ以上、ユメをいじめるなら、あなた達には死んでもらいます!」
トオルさんが待ってましたとばかりに言い放つ。
「これで、正当防衛成立だな!なら容赦しないぜ!」
トオルさんが刃物を持ったカナミさんの顔を何度も殴る。
そして、ナオミさんがユメちゃんの頬をなんどもビンタする。
リビングを、ユメちゃんとカナミさんの鳴き声と、暴力の音が支配する。
そして、その地獄のようなメロディーを奏でているのは、他人同士ではなく、家族同士なのだ。
俺はこの醜い争いを止めるために、リビングに生命の断罪剣ライフセイバーを召喚する。
リビングの床に突き刺さった生命の断罪剣ライフセイバーが俺に語りかける。
『さぁ...ぬきなさい...!』
俺は生命の断罪剣ライフセイバーを床から引き抜く。
そして、まずライフセイバーの切っ先をユメちゃんに暴行を加えるナオミさんの首元に突きつける。
「今すぐ、ユメちゃんへの暴行をやめください」
首元に断罪剣ライフセイバーを突きつけられたナオミさんがユメちゃんをビンタするのをやめる。
そして次に、断罪剣ライフセイバーをカナミさんに暴行を加えるトオルさんの首元に突きつける。
「トオルさんもカナミさんへの暴行をやめてください。いいですか?俺の断罪剣ライフセイバーには、パブリックモンスターを人間に戻す力があります、なので、仮にユメちゃんがパブリックモンスターになっても、俺がユメちゃんを人間に戻します、そうすれば、あなたたち二人の計画は失敗します」
トオルさんが恐るおそる俺に尋ねる。
「き、君はいったい何者なんだ...!こんなことをして許されると思っているのか?」
「それはこっちのセリフですよ!あまり俺を怒らせないでください、このライフセイバーが俺の怒りに反応して恐ろしい力を発動してしまうかもしれません、そうすれば、もう俺一人ではどうにもできません...」
そう、俺の憎しみに反応して、生命の断罪剣ライフセイバーが、死の断罪剣・漆黒のライフセイバーになってしまえば、暴走した俺はトオルさんやナオミさんだけでなく、ユメちゃんやカナミさんまで殺してしまうかもしれない。
生命を支配するだけでなく、生命体の死すら支配してしまう、生命の断罪剣ライフセイバー。
お前はいったい、なんなんだ。
次の瞬間、ユメちゃんの家の窓ガラスが一斉に割れる。
そして、俺の目の前にはPGSの戦士・霧原カイトが立っていた。
「どうしてカイトさんがここに...」
「僕はナオミという人物からメールで通報を受けて来ただけだ、突如出現したおかしな剣を持った男に襲われたとな、消去法でそんな剣を持ったものは断罪剣士以外に考えられない、だから僕が出動した...」
そうか、
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