第一章
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猫と仲良しのインコ
ブラジルでコーヒー農家を営んでいるホセマール=ミリ口の周りにうっすらと茶色い髭を生やした茶色の髪で大柄でがっしりとした体格の彼は。
ある日妻のマリエラ、黒髪はさらりとしてボブにされていて黒い目と褐色の肌を持つ中背ですらりとした彼女に言った。
「最近ロウロとウロウがよく何処かに行くな」
「そういえばそうね」
妻も家で飼っている二匹のインコ、緑の毛色で顔が黄色と赤になっている野生で怪我をしていたのを保護した雄の彼等の話にそれはと頷いた。
「言われてみれば」
「何処に行っているんだ」
実に不思議そうに言った。
「家の傍から離れない子達だけれどな」
「ええ、蛇とかに襲われたらね」
「心配だしな」
「GPSも付けて」
「それで何処に行っているのか見るか」
「そうしましょう」
こう話してだった。
夫婦で二羽にGPSを付けた、それで何処に行っているか見ると。
「やっぱり家の近くか」
「ここフェンスポストあったわね」
「もう使われていないな」
「そうだったわね」
「今もそこにいるわ」
「どっちの子もね」
「じゃあ見に行くか」
「何をしているのかね」
夫婦で話してだった。
そこに行った、すると二羽と共にだった。
「ニャ〜〜〜」
「ナァ〜〜〜」
「ウニャ〜〜〜」
そこに三匹の白地に黒い模様のある子猫達がいた、生まれたばかりの子達の様でそれで、であった。
「この子達を助けるか」
「そうしないとね」
助けないと、とだ。妻は夫に言った。
「ずっとここにいられないし」
「トイレのこともあるしな」
「すぐに助けましょう」
「丁度鼠除けが欲しかったところだ」
家に出るというのだ。
「この子達を家に連れて帰って」
「家族にしてね」
「鼠除けにもなってもらおう」
「それがいいわね」
夫婦でこう話してだった。
すぐに三匹の子猫達を引き取った、そしてだった。
三匹共雌だったのでマリアン、セニア、フレアと名付けた。そうして彼女達の世話をするとだった。
「チチッ」
「チチチッ」
「お父さんまたよ」
「ロウロとウロウがセニア達と一緒にいるよ」
「そうしてるわ」
茶色と薄茶色の二人の娘達三人が言ってきた、三人の名前はメリー、モンセラ、ピラールと名付けている。見れば大きな白地に黒い模様のある家の先住猫であるアントニアも一緒である。
「ニャ〜〜〜」
「マントニアはロウロ達とずっと仲良しだけれど」
「三匹共ってね」
「凄いね」
「マリアンナは二羽と子猫の頃から一緒だからな」
父は娘達に彼等を観つつ答えた。
「それで三匹は二羽が見付けて育てていたからな」
「それでなの」
「三匹も仲良しなの」
「ロウロとウロウと」
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