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その小さな女の子のことが気になってしまったんだが、どう接していけばいいんだろう
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」と、両手で胸を隠すようにしていた。

 だけど、僕はななのをベッドに横たえて、ななのの両手を掴んで無理やり伸ばしていって、初めて男の眼にさらしたのであろう まだ幼さが残るななののプルンとしたような白い乳房を見ていたのだ。ななのは観念したのか眼を閉じて長いまつ毛と小さな肩が震えていた。ななのは小花柄の刺繍のある薄いピンクのショーツを穿いていたのだが、僕は、そのまま抱きしめて、ふわふわの布団を掛けて眠りについたのだ。

 朝、目覚めるとななの顔がすぐ横にあって僕の顔をみつめていたのだ。

「おはよう シュウ」と、ホッペにチュッとしてきた。

「あっ おはよう 気持ちよく眠れたよ ななのは?」

「あのねー そんな訳ないじゃぁない いつ シュウが来るのかって思ってたら、眠れないわよ だって 抱きしめられて・・・ 時々、お尻に手が触ってきてたし・・・ あのね シュウのがあたるのわかるから 変な感じだったの いやらしいんだけど・・ 時々大きくなったりしてね」

「ふふっ そうか 触ったりしてたのか?」

「そんなことするわけないわよ なんてことを・・ 私にあたってただけ!」 

「そうか それは辛かったかな? まぁ 一つの経験だよ さぁ シャワーしてくるな」

 僕が、シャワーから出てきても、ななのは頭から布団を被ったままベッドに座っていた。

「ねぇ しないの? 私 シュウのものにしてほしい」

「ななの 本当に僕なんかでいいのか? ななのは賢いし、気立ても良い 素晴らしい女性だよ これからも、もっと理想的な女性になる きっと僕なんかより、ふさわしい人と出会って、君を求めると思うよ 僕なんか 平凡な公務員だよ」

「なんで 時々 そんな風に言うのョ? 私は、シュウと出会って 救われたワ シュウと一緒に居られることが私の幸せなの 普通にシュウにお弁当を作って送り出して、お帰りなさいと迎えて・・ 可愛い赤ちゃんを育てて それだけが私の贅沢なのよ 余分なお金なんて要らない 普通に生活できれば・・ 温かい家庭で・・」

 ななのの涙を久々に見た気がした。そして、泣きながら僕の胸を叩いてきて・・・訳がわからなかった。それも、ぼとぼとと細い膝に涙を落としていたのだ。

「すまん ななの わかったよー もう 泣くな」

「やっぱり・・・ 私じゃぁー」と、ポツンと言っていたのだ。

 僕達はなんとなく気まずいまま、明石大橋の展望台とか水族館とかを見て帰ってきたのだ。

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