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FAIRYTAIL転生伝 〜 黒き魔王は妖精と共に 〜
第七話『神との邂逅』
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お前に適性がある魔法の知識と魔法の才能があっただろ?」

「ああそう言えば……」



そんなのもあったっけな確か。



「お前に渡した魔法の才能は天才クラス。下位の戦闘魔法くらいなら練習無しでも使える」

「マジで!?」

「ああ。それにお前に渡した魔力はこの世界でも最強クラスの物。今は完全には使いこなせないだろうが、それでも教団の魔法兵たち程度なら力押しでなんとかなるだろ」



なるほど。それならなんとかなりそうだな……。



そんな俺の顔を見て俺が納得したのを感じたのか、ミカボシは満足げに笑う。



「そんじゃあそろそろ俺も帰るとするか。渡す物も渡したしお前さんも納得できたようだしな」

「なんだもう行くのか?」



もうちょっと話がしたかったんだが。



本来の神様と話す機会なんてめったにないのに。…まあ普通は神様に会える機会自体ないのだが。



「生憎と売れっ子プロデューサーは忙しくてね。次の仕事が待ってるんだよ」



そう言ってミカボシが指を鳴らすと、彼が神官から今のの姿になったときのように、ミカボシを黒い風が包み込む。


「それじゃあな。達者で暮らせよ」



そして風が晴れたかと思うと、そこにミカボシの姿はもうどこにもなかった。



「……じゃあな、神様。また俺が死んだら会おう」


そして俺は仲間助けるために今まで自分が監禁されていた部屋を飛び出した。



仲間の助けになるために。より多くの仲間が自由を手に入れるために。



……だが俺はこのときまだ知る由もなかった。







――――まさかあんなことになってしまうとは


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