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FAIRYTAIL転生伝 〜 黒き魔王は妖精と共に 〜
第七話『神との邂逅』
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助かるな」
さすがに体に埋め込むってのは少し怖いからな……。
俺はミカボシの言葉に安心して、黒い球体を飲み込んだ。
すると、
「なッ!ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?!?!」
急にとんでもない頭痛が俺の頭を襲ってきた。
(な、なんだこれはッ!?こんなのあるなんて聞いてないぞ!!)
そこでミカボシが思い出したように口を開いた。
「そうそう。それを取り込むと力は得られるが、それ相応の情報が頭の中に一気に流れ込むことになるから気をつけろ」
………そ、
(それを早く言いやがれこのバカやろおおおおおおおおおお!!!)
〜しばらくお待ちください〜
薬の副作用により俺がその凄まじい苦痛にのたうち回って数分後、頭痛もおさまったので体の調子を確認すると、体の中に今まではなかったものがあるのがわかった。
あの球がもたらした知識でそれが魔力だということを理解することができた。そしてその使い方や、魔法の習得法。さらにはミカボシの力の一部という魔法の使い方まで。
「これでお前は立派な魔導師になったってわけだ」
「へぇ……ってちょっと待て」
「?どうした?」
ミカボシの話を聞きながら自分の体の調子を確かめていた俺は一つの問題を発見した。
不思議そうに首を傾げるミカボシに俺はその問題点を告げた。
「お前の力の一部だって魔法だが……全く使える様子がないんだが?」
「……は?」
俺の言葉に口をポカンとして呆けたような声を出すミカボシ。だが我に返ると凄い勢いで俺に詰め寄ってきた。
「ど、どういう事だそれは!?」
「いや神様《お前》がわかんねえもん俺がわかるわけねえじゃん」
というか初めて見たなこいつが取り乱したの。
(それだけ予想外な事態ってとこか?)
まあ俺もこのまま魔法が使えないままだと教団のやつらと戦う術が無くなるのでミカボシに調べてもらうと、とある事実が判明した。
「馴染んでない?お前の力が?」
「そういう事だな……」
なんでもミカボシの力の一部だというその魔法はその身に神の力を宿させるというとんでもない魔法なのだが、流石に神の力。人間の身で扱うにはそれなりに時間をかけて体に馴染ませないといけないらしい。
「……つまり現段階で俺は魔導師とは名ばかりのただの魔力タンクでしかないということか?」
「いやそうでもない。確かに俺の力の一部は今は使えないがお前には
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