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FAIRYTAIL転生伝 〜 黒き魔王は妖精と共に 〜
第七話『神との邂逅』
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?ライバル局」

「ああ」



ミカボシが言うには彼の所属しているそのテレビ局には長年ライバル関係となっているテレビ局がいるらしいのだが、ミカボシがプロデューサーになってからはそのライバル局の業績をどんどん上回るようになっていったらしい。



そしてそれを苦々しく思っていたライバル局は、ある日ミカボシが新しく人間の魂を誓って新しく番組を作ろうとしているという情報を得たライバル局はそれを邪魔するためにミカボシが回収した魂、つまりは俺の魂を、ミカボシが転生させる前にミカボシにばれないように適当な場所に転生させてしまったのだという。



それに気づいたミカボシは、全ての神の頂点に立つ最高神にその件を訴えて裁判を起こしてそのライバル局を処罰してもらった後、今回の件で巻き込まれる形になった俺を探して受けた被害の補償をするために様々な世界を飛び回って俺の姿を探していたのだとか。



「補償?」

「ああ。転生っていうのは俺ら神の都合でやるもんだからなぁ。そいつの命の危険がある世界に転生させる場合はその世界を無事に生きていくためになにかしらの力を一つ与える事になっているんだ。優れた身体能力とか完全記憶能力とかな?だがお前さんは俺らの都合でだいぶ苦労させちまったようだからその分サービスしなくちゃなんねえがなぁ」



そう言ってミカボシが指をパチンと鳴らすと、今まで俺を拘束していた縄が消えた。



「あた!?」


だが俺の体を吊るしていた縄まで消えたので、俺はそれに反応できず尻から地面に落ちてしまう。



ミカボシはそんな俺を笑いながらさらに指をもう一回鳴らすと再び黒い風が起こり、俺の目の前に黒い飴玉くらいの球体が出現した。



俺はそれをおそるおそる手に取る。



それの感触は想像していたものとは違い柔らかく、温かみを感じる。



「……これは?」

「それは俺の力の一部をこの世界の魔法に変えた物と他にお前に与える力を封じ込めた物だ。こいつを使えばお前はその魔法の知識とお前に適性のある魔法の知識。使いこなす魔法の才能に強大な魔法でも使えるほどの魔力を得ることができる。……まあ簡単に言えば強力な魔法が使えるようになるってことだな」

「魔法を使えるように?」



なるほど。ロブじいさんにラクリマの中には体に埋め込んで初めてその中に封じられた魔法を使えるものがあると聞いたことがある。



(これも同じようなものか?)



俺はそれを確かめるためにミカボシに尋ねる。



「これはどうやって使うんだ?体に埋め込んだりするのか?」

「いやそんなことしなくてもいいぞ?普通に飲み込んでくれればいい」

「へ〜。それは
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