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FAIRYTAIL転生伝 〜 黒き魔王は妖精と共に 〜
第七話『神との邂逅』
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「ああそれは俺ら神が身に纏っている波動のせいだろう」

「波動?」

「ああ。それを受けた生物は無意識にそいつが自分より上位の存在だと認識しちまうのさ」



(そんなものがあんのか…)



どおりで太陽の光が入らないこの場所で、後光みたいなものがさしてるように見えるはずだ。



「あんたが神様だっていうのは理解した。だが二つほど聞きたいことがあるんだが?」



俺がそう言うと、神、ミカボシは「まあちょっと待て」と俺の言葉を押し止める。



「お前さんの聞きたいことはわかってる。なんで俺がお前さんをこの世界に転生させたか。それとなんで今お前さんの目の前に現れたのか。……違うか?」

「いや、その通りだ」



ミカボシの言うとおり俺が聞きたいのは、なんで俺をこの世界に転生させたのかと俺の目の前になぜ今更現れたのかの二つ。



俺の偏見だが神様とは人間に対しては傍観者というイメージがある。もし神様が自らの感情に任せて人間に対して積極的に何かするような存在ならば、人間の世界はもっと混沌的なものになっているはずだからだ。



だからこの神様が俺をこの世界に転生させたというのならなにかしらの目的があるはずだ。



そして二つ目。こいつがなぜこのタイミングで俺の前に現れたのかだ。



俺がこの世界に産まれて既に数年が立っている。何か用事があるのなら接触する機会はいくらでもあったはず。



それがなぜ今のタイミングで……?



そんな俺の疑念を見透かしているのか、ミカボシは不敵な笑みを口元に浮かべながら口を開いた。



「そんじゃあ順に説明するか。まずお前をこの世界に転生させたのは、まあ仕事の一環だな」

「仕事?」

「ああ」



なんでも神様というのは不老不死で暇らしく娯楽がないので、それを解消するためにたまにランダムで死んだ魂を選び、違う世界で生き抜くだけの力を与えてそれを天界のテレビで放送するという仕事があるらしい。……ん?ということは?



「あんたってひょっとしてプロデューサー的な人なの?」

「まあそうなるねえ」



マジか。神様の世界にもそんなものがあるとは……。



「それで今のタイミングでお前さんに接触した理由なんだが…実はお前さんに対して渡さなきゃいけないものがあるからだよ」

「…は?どうゆうこと?」



俺の言葉にミカボシは先ほどから浮かべていた笑みを引っ込め、苦虫を噛んだような顔になる。



「……実はお前さんを転生させる時にライバル局の妨害にあっちまってな。それでお前さんの行方を今まで見失っちまってたんだ」

「は
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