第七十四話 おぢばのカレーその四
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「僕の場合は」
「やっぱりそうよね」
「はい、珍しいものあったら食べたくなります」
こうも言いました。
「タウナギとかも」
「台湾で食べるらしいわね」
私もこのことは聞いたことがあります。
「そうらしいわね」
「それも食べたことあって兎や鳩、鶉も」
「そういうのも食べたことあるのね」
「鰐や駝鳥も。東京でカンガルーやガゼルも」
「そうしたものも食べたことがあるのね」
「東京に旅行に行った時に」
「東京行ったことあるのね」
このことは少し意外でした、関西のイメージが強い子なので。
「そうだったのね」
「はい、あと鯰や泥鰌も」
「そうしたお魚も食べたことあるのね」
「鹿とか猪も」
「本当に何でも食べたことあるのね」
「お野菜や果物もです」
そちらもというのです。
「何でもです」
「食べるのね」
「毒がないなら」
「それならなの」
「何でもいただきます」
「じゃあ河豚は食べないの?」
「毒がない部分をいただきます」
そうするというのです。
「そうしたものは」
「そうなのね」
「ちなみに河豚も好きです」
「美味しいわね、河豚も」
「だから好きです、お刺身もお鍋も」
「私も好きよ」
高いのでそうそう食べられなくてもです、実は信者さんが冬になるとお供えとして持って来てくれることがあります。
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