第九十八話 母の法事その八
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「日本だとね」
「ないから」
「それでね」
「安心していいのね」
「ええ、結構食べてもね」
「あそこまで太らないのね」
「日本で太っているっていうのは」
それはというと。
「アメリカじゃそんなにで他の国でもね」
「そうみたいね」
「最近肥満問題になってる国も多いのよ」
愛はこのことも話した。
「咲ちゃんも聞いてるでしょ」
「うちの学校世界中から人集まるし」
「八条学園はね」
「神戸の本校も大阪校もでね」
それでというのだ。
「うちもね」
「東京校もね」
「何処もそうでね」
それでというのだ。
「北朝鮮以外からね」
「人集まってるわね」
「それでそうしたお話もね」
「わかるでしょ」
「アメリカが有名だけれど」
肥満が社会問題になっている国はというのだ。
「中国やイギリスやオーストラリアもね」
「問題になってるでしょ」
「ブラジルとかメキシコも」
こうした国々もというのだ。
「何かとね」
「問題になってるわね」
「ええ」
まさにというのだ。
「聞いてるわ」
「そうでしょ、そうした国々と比べたら」
「日本人は痩せてるのね」
「例え太っている人も多くはね」
「然程なのよね」
「そうよ、だから咲ちゃんも」
また従妹に話した。
「然程ね」
「太らないの」
「それこそいつも山みたいにカロリーの高いもの食べて」
そうしてというのだ。
「そのうえでね」
「何もしないとなのね」
「あそこまで太らないわよ」
「ビヤ樽みたいに」
「それなりに歩いて」
「予習復習もしたら」
「咲ちゃん位の食べる量なら」
それならというのだ。
「太らないわよ」
「焼肉食べても」
「そうよ」
「身体は動かした方がいいぞ」
父も言ってきた。
「お父さんも今ガソリンスタンドで働いてるだろ」
「店長さんでね」
「動く職場だからな」
それでというのだ。
「痩せたぞ」
「そうなのね」
「何かっていうと歩いてガソリン入れて雑用もしてな」
そうしたことをしてというのだ。
「それでだ」
「痩せたのね」
「前の職場の時よりもな」
「そうなのね」
「脂肪率もな」
こちらもというのだ。
「減ったぞ」
「そうなったの」
「健康診断が楽しみだ」
娘に笑ってこうも言った。
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